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STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
日本を創った12人
日本を創った12人 日本を創った12人
堺屋 太一 (2006/02)
PHP研究所

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なぜ殆どの日本人は特別な宗教を持たないのかに関する記述、日本型プロジェクト組成方法と封建制度の密接な関係の記述は目から鱗でした。かなり納得できる内容でした。

集団的経営が日本に広まった源は誰であるのか、終身雇用の日本型経営を広めた経営者 松下幸之助のすばらしさを再確認した。とにかく盛り沢山な内容で斜め読みが出来ず1週間程かけて読み終えた。戦後の日本を指導したマッカーサー元帥の見方が非常に変わった事も自分の糧となった。

読み終えて感じるのは、今の日本がおかれている状況をみると、今後日本語国際社会で生きていくには、更に新しい日本を創る必要性があることだ。

つい最近、驚いたニュースは、中国の上海・深川の両証券取引所の4月の合計売買代金は東京・大阪取引所の合計金額を上回ったニュース。確かに今年5月に中国株の下落が引き金となり、最終的に日本株も急落した。これはまさに日本市場の人気が落ちている象徴であり、国際社会の中で日本がパッシングされている証拠である。

日本経済は復活したのは確かであるが、今後、更なる経済発展を遂げる為には、今うかれずにどんどんと見直しをすることだと思う。日本の優秀な企業に出来て日本国に出来ないはずが無い。日本人は本来真面目で変体なのである。そう、日本国の”カイゼン”である。

30年後に是非とも同じタイトルの本を見たいものである。もし、そのような本が出版されていないとなれば日本経済、日本の世界の中でのポジションは好ましいものではないであろう。。。
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労働経済学者 八代尚宏教授
留学受験仲間のAMOさん(http://korogarublog.blog6.fc2.com/)のお父様である国際基督教大学八代教授(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E4%BB%A3%E5%B0%9A%E5%AE%8F)の講義を受けに武蔵境のキャンパスに行ってきた。

なんと、AMOさんのおかげで無料講義。しかも聴衆は20人制限であった為に色々な質問をすることが可能であった。

八代教授はの専門は労働経済学で、内閣府経済財政諮問会議メンバーでもある。肩書きだけ見ると萎縮しそうだが、親しみやすく非常に丁寧な方で我々の目線まで下がって質疑応答を行ってくれた。又、米国留学経験があることもあり生徒と教授の距離感を感じさせない講義の進行であり、自分が学生時代に経験した”ほぼ一方通行な退屈な講義”でないところに感銘を受けた。(とは言え高校時代・大学時代の授業中は部活の体力温存で、殆どスヤスヤと寝ていましたが。。。)

労働、社会保障、年金、医療、少子化、外国人、教育、農業、地方と、幅広い分野における、自由な市場経済の効能を非常にわかりやすく説いて頂いた。今後の日本経済を伸ばす為にも、経済的自由や規制緩和は必要である事、中でも日本市場が不得意である非製造業を市場経済型とする必要があると言う事には経済学に疎い(理工学部出身...)自分にとっては目からうろこであった。確かに、そのように体系的に考えると医療、教育、介護(福祉)などのサービス業は規制撤廃等で飛躍的に変化を遂げることのできる業界だと納得した。

又、内閣府経済財政諮問会議メンバーである八代教授であるから重みがあったと自分が感じた言葉が多々あった。特に感銘を受けたのは ”まだまだ規制緩和を行う事が出来る。埃まみれの家に例えれば、小泉首相が行った規制緩和は玄関を掃除したようなものであり、家の中の埃は残ったままである”との言葉である。又、橋本首相を除き、小泉首相以前の首相にイニシアティブを取って埃掃除をする人は居なかったとの言葉にも納得をした。安倍さんにも、それ以降の日本のリーダーにも相当期待しているようです。

電車での帰り道、ふと最近読んだ本を思い出した。鎖国時代の日本と明治維新後の日本の急成長の違いである。最も抵抗勢力となる既得権者の抵抗に真っ向面から立ち向かい海外への門を開いた努力。この努力やら勇気が未来の日本の糧となる。規制緩和と重ねて考えてみた。

しかし、仲良くしてもらったAMOさんも明日からロンドンに飛ぶ。K村さんも来週からパリである。留学準備で共に苦楽を共にした戦友が飛び去っていく。もちろん殆どの戦友は今後の日本経済のDriving Forceになる事をゴールとしている。そんな境遇にある自分たちにとって、本日の八代教授の無料講義はこれ以上無いギフトだった。AMOさんに感謝。Bon Voyage !!


後輩へのメッセージ
”こうすれば受かるMBA”シリーズの2007版を通して、これから海外のビジネススクールへの留学を目指している大きな志を持ったアプリカントの人々へ貢献をしているつもりだが、昨日は、MBA留学カウンセリングを行っているFuture Education Center(F.E.C.)にゲストスピーカーとして招かれて、これから留学準備をするアプリカントの方に合格までの道のりを話した。

仕事で忙しい中、予想以上のアプリカントが参加してくれた。中には僕がネットで掲載している留学関連の文章を確りと見てくれている方も居て非常にうれしかった。

集まってくれて方の年齢層は20代前半から30台前半の方々である。仕事環境でも一番エネルギッシュであり、これからマネージャークラスに上がっていく人達だ。実際に1年前に自分が逆の立場だった事を考えると、短いようで長かった1年間を再度実感した。

自分が現在置かれている状況を客観的に見て、自分の強み・弱みを見つける。強みを如何に持続して他人との差別化を維持するか、弱みは如何にして克服するかが必要になる。探求能力、表現能力、情報交換能力全てが備わって斬新的なアイデアを持って人間を束ねて新しい世界を作っていく。若かったり、経験が薄いと、自らを客観的に見れないので苦労する。特に自我の強い、自信に満ち溢れた若い年代であればその難しさは増す。

参加してくれた方の中で既にF.E.C.への通学を決定している人も居るようである。来年末にはキャンパスビジットで会えるかもしれないし、どこまで彼らのビジョンが変っているのか、人間として成長しているのか見るのが楽しみだ。

スピーチが終わった後、夜10時スタートで、木下氏とTHOMと遅い夕飯を一緒にした。渡米後に行うべき事を中心に色々と話をした。又、昨年末に睡眠時間を削りながら頑張った時に思い出話もした。

一番興味深かったのは、スタンフォード大学のD・Schoolの話。正式名称は Institute of Design at Stanford (URL: http://www.stanford.edu/group/dschool/index.html)なのだが、とにかくデザインする事に対する研究をしている場らしい。

ホームページを読み漁ったが何とも面白い発想である。映画の様な世界でタイムマシーンでも作りそうなxx博士の研究室を見ている感じだ。D・Schoolへの想いが募ってきた。経営大学院に通いながら顔を出そうと思う。

自分が幼い頃の生活環境と比較すれば世の中の色々なものが変った。それも、どこかの誰かがデザインして製品として製作した何かが生活に溶け込んでいった結果だ。

幼い頃に携帯電話の様な便利な機器は、漫画の世界の道具に過ぎなかった。でも、今は小学生でも当たり前の様に使っている。これも誰かが携帯電話をデザインし、世界中に携帯電話の電波網をデザインし、有る程度の収入のある誰もが購入できる価格のデザインをしたからである。

携帯電話世代の若者には、恋人に電話するときに怖い親父を通して出ないと話しが出来ない固定電話世代の苦労は分からないだろう。

渡米まで、あと1ヶ月ちょっと。心のみならず、物理的に渡米の準備を本格的に始めないと。。。







復活
久しぶりに本日オフィスに出た。

と言うのも昨日まではズット寝込んでいた。先週の金曜日の午後オフィスにて通常業務を行っていたら急に体調が悪くなり早退。でもって、金曜日夜から昨日までの3.5日間、高熱にうなされ続けた。未だに経験の無いオタフク風邪かと思ったが医者からはそのように判断されず只の喉風邪だと。個人的には、何故喉風邪で長期間うなされなければならないのかと納得がいかない。。。

金曜日の夜の友人と会食、土曜日の父の日イベント、日曜日の大学時代の友人との昼食会、残念ながら全て参加できなかった。。。かなり前から計画していた行事だけに自分の健康管理の不備により参加出来ず非常に悲しい。

久しぶりに40度近い熱が出たが、幼い頃から高熱を出すと必ず同じ夢を見る。かみさんにも聞いてみたが彼女も幼い頃から高熱の際には同じ内容の夢を見るようだ。彼女の場合はブルトーザーの様な大きい機械が自分を襲ってくるらしい。僕の場合はどうなのかと思い出そうとしたが明確に思い出せない。但し、いつもその夢を見ながら懐かしい思いにふけたりする。”あぁ、この世界に戻ってきたなぁ~”って感じに。

渡米まで2ヶ月をきった。自分の体調管理は自分でしか出来ない。無理も程ほどに出来る限りの事を行って晴れた気持ちで渡米したい。
戦友との休暇
留学準備を共に闘ってきた仲間達と休日を共にした。

昨年の今頃は、皆で小さな机を囲み週末はグループ学習に没頭していた。酒や娯楽は一切絶ち我武者羅に、この歳になって、試験対策やらビジネスでのゴール設定だのビジネススクールの情報交換等に時間を注ぎ込んだ。今思うと本当にしんどい時期だった。仕事を持ちながらの留学準備は経験したものにしか分からない。。。

それ故に、留学が確定した戦友達と飲む酒は格別に旨かった。皆んなの素晴らしく美しい笑顔を見ることが出来て自分も幸せだ。

かみさんも娘も、そんな凄い奴らと時間を過ごして楽しそうだった。娘は興奮しすぎて皆が帰宅したら、夕食を食べながら眠りについてしまった(笑)


元々はマンションの中庭でBBQパーティーの予定だったが、生憎の雨で我が家でのパーティーに変更。野外で肉を焼きながらワイワイやるのも楽しいが、屋内になり皆んなとの距離間が狭まった分、良い意味でマッタリできた気がした。

兎に角凄いやつらばかり。全てがトップ校合格。これらの仲間がこれからどこまでビックになるのか楽しみであり、ある意味、自分にとっても非常に良い刺激だ。これからも楽しく語り、美味しい酒を共に飲める関係でありたい。忘れないように本日来た仲間の紹介をしておく。



Yさんは宮城県より参加。東京では手に入り難い日本酒と酒のツマミを持参してくれた。新幹線の都合もあり数時間で帰路についてしまった。N.Y.州北部のロチェスター大学B-Schoolへ秋に旅立つ。英語文法は同期の中でもピカイチ。昨年の12月まで共に励ましあい良い結果が残せた。

Hさんは戦友の中でもずば抜けて良い結果を残せた。兎に角真面目に英文を読み漁り、自分も彼の勉強スタイルには影響を受けた。秋から独身でペンシルバニア大学ウォートンB-Schoolへの進学する。エネルギー分野にて強力なビジネス・バックグラウンドを持っており、ファイナンス系へのキャリアチェンジを考えているようだ。彼の真面目さを持って今後も果敢にチャレンジしてもらいたい。

Yさんは亀有と亀戸を間違えて遅刻。。。素晴らしく努力家であり単語量や速読能力は目を見張るものがある。かなりお手本にさせてもらった。去年の今頃は、恋人の様に毎晩難問を共に解いたし、山ほど質問をさせてもらった。イギリスの名門ケンブリッチ大学のB-Schoolへ進学。ストライクゾーンが広く色々な業界の調査を行っているが1年後にどのようなビジョンを持っているのかが非常に興味深く楽しみだ。

Mさんは出身大学も卒業年も一緒。しかもMさんの従兄弟とは大学のスキーチームで一緒だった。N.H州の名門ダートマス大学タックB-Schoolへの進学。息子さんは10ヶ月で幼少期を米国で過ごす事となる。彼自身も帰国子女。息子のタッくんがスクスクと育つようにパパもスクスクとビックな人間となるのだろう。確か、お母様が宝塚出身だった記憶が。。。

Oさんは勉強仲間では最年長。留学を目の前に来週ハワイで結婚する。シカゴに位置するノース・ウェスタン大学ケロッグB-SchoolにてDual Degreeとかなり気合が入っている。留学と結婚が同時に決定するなんて人生最高の瞬間だ。本日、我が家の娘が一番気に入った男性なので是非とも早くにベイビー誕生のニュースを聞きたいものだ。





県民性
出身県でわかる人の性格―県民性の研究 出身県でわかる人の性格―県民性の研究
岩中 祥史 (2007/05)
新潮社

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海外にて仕事をやっているが、”国民性”は肌身で感じる所が多い。華僑の人々は、ネットワークが広く深いし、勤勉で且つ貪欲な人が多い。アメリカ人は表現力が素晴らしくマーケティング能力に長けている。ブルネイ人は。。。。と言うような感じで自分の経験から述べることは出来る。

海外にてメーカーの出張者の人等と日本人同士で食事をする機会がある。必ず出る会話が”xxx県出身なんですよ~”の会話。しばらくすると完全についていけなくなる話題が多い。

そんな自分にとって、この本は非常に貴重な存在だった。

各地の経済力、歴史的背景、地形的背景等は人々の心やら忍耐力に確実に影響を与えているようだ。又、日本国民であれば知っている事件(イベント)、もしくは、歴史的な著名人に与える出身地の影響も多かれ少なかれあるのだと実感した。

体の中に流れている血は九州の大分県、生まれも育ちも東京都な自分。大分県と東京都の記述を見て苦笑いが絶えなかった。

次回、日本人同士(特に年配の方と)食事をする機会があったら間違いなくこの話題を提供して会話に花を咲かせたいものだ。
バブルへGO!!
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 スペシャル・エディション バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 スペシャル・エディション
阿部寛 (2007/08/17)
ポニーキャニオン

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先輩の勧めでシンガポールからの夜行便の中で見た。

要はタイムマシーンで過去に戻りバブルが弾けないように政策変更をする、との設定。かなりベタな映画だった。小生は大学卒業が95年であるので社会人としてバブルは経験していない。逆に、バブルが弾けた後の”就職氷河期”に就職を経験した。

映像を見る限りでは、バブルは、かなり狂った世の中だったのだなぁと思った。面白い程楽観的な世の中だったのだと認識したが、羨ましいとは全く思わなかった。

成田に着くなり、上司に”バブルな時代”に関して聞いてみた。話を聞く限りでは平家物語の一説が脳裏によぎるような世界だった。世の中全体が浮かれており、惜しむことなく金を使う。サラリーマンが財テクに走り、接待の金額なども桁違い、銀行からは簡単に借金が出来る。。。かなり大盤振る舞いな人間が多かったと聞いたが、その様な人はバブルが弾けた後は、かなり沈んだらしい(汗)

この映画を見て気になったのは”日本国の借金”だ。映画の中では800兆円程の表示だった。国民一人当たり600万円超を借金している事となる。実際にどのくらいなのか色々なウェブにて調べたが、あながち上記数字は間違っていないようだ。金利計算を幾らにしているのか不明だが。。。(URL: http://www.geocities.jp/mkqdj167/japan.htm

いざなぎ景気を超えたとか最近のニュースで見た。日本の景気は確実に良くなっている。素材価格が上昇し、為替も味方し、○紅の株価も上昇気流に乗っている。但し、国の借金は増えるばかりである。

借金出来るのは、それだけCredibilityがあるからだとも考えられるが800兆円を超える国の借金はどうにかしたいものだ。。。

未練
ブルネイの発電プロジェクトでプロジェクトマネージャーをやっているが、来月末で現在のポジションを降りる事をオフィシャルにクライアントに伝えた。実際、○紅の経営陣より面談時にオフィシャルなアナウンスとした。うれしい事にクライアントからは反対の声が上がり、小生が現状のポジションを継続して行うような要求された。結局は、”既に会社が決定したアサインメントであり、other departmentに8月から異動する。滞りなくプロジェクトが後任に引き継がれる様にするので認めて欲しい ”と延べ、最終的にクライアントは異動を了解してくれた。

”留学するのでさようなら”はクライアントにネガティブに映るであろう考えも有り小生が来月末に○紅を退社する事も、どこに異動するのかも、一切口にしなかった。

今迄このプロジェクト履行でやりあったクライアント数人が握手を求めてきた。いつもよりキツイそして温かい握手であると感じた。


プロジェクト現場を歩くと今迄起こった良い事や悪い事が沢山思い出される。元々何も無かった更地に今は120MWの発電プラントが建設されている。建設はピークを過ぎて今年末にはクライアントに引き渡せる格好だ。かなり思い入れがあるだけに留学を理由にプロジェクトから離れるのは辛い。これほどまでに自分の体が2つあったらと思う事は久しぶりだ。

今やっている仕事は大好きだ。別段仕事関係者が嫌いな訳でもない。同じ年齢の会社員と比較すれば格段と高い給料ももらっている。大好きなアジアにも年間半分以上は出張している。ブルネイ国の公共事業と言う事もあり、○紅に利益を生みながら、ブルネイ国への社会貢献も出来ている。なんともビューティフルな仕事だ。

それなのに、その仕事を辞めて、年間1,500万円以上の出費となる海外留学を私費で行く決意をした。かみさんと娘を日本に残しての渡米である。

昔から”未練たらたら”な人間。。。かなり凹んだ日であったが、再度これから自分が行う事に対する意気込みの再確認が行えた。

2ヵ月後の8月から渡米する。最初の数ヶ月は死ぬほど勉強が辛いと聞く。確かに米国にて英語だけの生活はアジアの環境とは全く違うだろう。価値観も違う。ロジックチャートも日本人いやアジア人とは違うだろう。

おそらくブルネイの発電プラントが完工するのは今年末。その頃、クリスマスを終えて2008年を迎えようとしている自分は何を考えているのだろう。。。

”反省はすれど後悔はせず”自分として持っている幼い頃からのモットーを継続して保てるように切磋琢磨しようと心に誓った一日だった。




レバレッジ・リーディング
レバレッジ・リーディング レバレッジ・リーディング
本田 直之 (2006/12/01)
東洋経済新報社

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小さいな頃から本を読むのは大好きだった。両親と近くの図書館に行ったり、小学生の先生が読書感想文を頻繁に要求していたり、おじさんが本を出版したり、そんな環境だったからだろうと思う。

ここ数年は、留学準備の勉強の為に読書に時間が割けずに日々を過ごしていた。読むとしたらTOEFLだのGMATだの経営学留学に必要となる点数を仮設が目に必要となる本ばかり。。。後は仕事関連の書類・書籍等であった。

留学先も決まり、大好きな”読書”をする時間が増えた。最近購入して自宅の勉強部屋に山済みされている日本語や英語の数十冊の本を目の前に考えた。”如何に効率よく読書をするかを学んでみよう”、と。。。

それでであったのがこの本。速読より多読を進めている筆者の方は海外留学を通して極意を取得したらしい。”時間が無いから読書は出来ない”との考えも見事に否定された

この本を読んで、これからは”読む”事に対する姿勢が変われる気がした。非常に為になる内容の本でした。

はじめに
2007年夏よりスタンフォード大学経営大学院スローンプログラムへ留学することになりました。

ブログは初心者ですし、文才が特別有る方でも無いですが、以下の目的でブログを書く事を決意しました。

一、日誌を書く

留学を志してから色々な方から直接話を聞いたり、活躍している方がメディアを通して発信している情報を聞いたりしてきました。

又、留学準備でお世話になった先生方から”日誌を書くように”自分が考えている事を文章に落とせば、より目的が明確となるし、後々読み返す事が出来る”、と諭されました。

確かに、仕事をやっていても没頭して集中して大変な業務を仕上げたりします。これは間違いなく自分の糧となっていますが、自分自身のナレッジマネージメントは”反射神経的”に身についているだけでメモに残す事はしてきませんでした。

これから留学を通して見る事・聞く事・話す事・考える事は、間違いなく自分の”人生手帳”に於いて重要なウェイトを閉めると思います。それを記して行きたいと思います。最近、HBS出身で有名なブログを書いていた方が”死にそうに眠くても毎日 日誌を書く事は忘れなかった。”と言われていました。自分もその方の様に(留学後は)毎日何か記録を残せるようにしようと考えています。


二、周囲の方への報告

環境が変ると、以前の環境で密なコミュニケーションを取っていた方と疎通となる事が多々有ります。一方的になるかもしれないがこのブログを通して僕が世界のどこかで頑張っている事を伝えられれば良いと思います。

又、今の自分があるのはお世話になった先生、上司、先輩、後輩、そしてかけがえの無い同期、友達のおかげです。もちろん、家族の皆んなには最も長くお世話になっている訳です。

自分が今まで吸収した、学んだ事を基に、これからは世界の精鋭達と同じ教室で学びます。

同じ様に学びたいが、経済的・身体的・環境的に学べない方々の為に。又、これから経営学を学ぶ為に海外で学びたいと考えている方々の為にも このブログを書き続けようと思います。


お付き合いの程、宜しく御願いします。



硫黄島からの手紙
硫黄島からの手紙 期間限定版 硫黄島からの手紙 期間限定版
渡辺謙 (2007/04/20)
ワーナー・ホーム・ビデオ

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戦争の恐ろしさを痛感しました。

日本軍と米軍の軍事力の差が歴然としていながら、1日でも長く本土の妻や子供達が生き延びれればとの切ない思いを持ち、闘い続けている日本兵に心を打たれた。

又、米国駐在経験があり米国の軍事力、技術力の桁違いの凄さを知っていながら、日本国の命令で米国と前線で戦わなければならない栗林忠道の心のうちが痛いくらい分かった気もした。

二度とこのような戦争は起したくない。。。

しかし、今生きている日本人は、この戦争を乗り越えて経済大国となった日本国の国民である事を誇りに思うべきだ。命を掛けて守った国”日本”が死なないように。。。

今、日本から離れた米国に居ながら、そう感じている。

<2007 クリント・イーストウッド 渡辺謙, 二宮和也, 伊原剛志, 加瀬亮, 中村獅童, 裕木奈江>
ラブソングができるまで
ラブソングができるまで(出演 ヒュー・グラント ドリュー・バリモア) ラブソングができるまで(出演 ヒュー・グラント ドリュー・バリモア)
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ダメ男を演じるヒューグラント、自分の意思を貫き通すドリュー・バリモア。最高でした。恋も仕事も人と付き合うには、やはり、”Open someone's heart"なのだと再認識させられた。

不器用ながら自分の想いを恋した女性にぶつけ、2人が1つになり傑作を作り出す。微妙な感情の揺れや勘違いが溝を深める恋の怖さが感じられた。

しかし、ドリュー・バリモアを知ったのは小学校4年生の時にみたE.T.が始めだった。この映画で人気少女となったが為に、酒、コカイン、マリファナに走ったり、父や母に恵まれずに自殺を図ったりかなり大変な人生を送ったようだ。確かに、しばらく映画の画面から消えていた。

この映画は彼女無しでは語れないほど素晴らしい演技。ここまで来るのに相当な苦労をしたのだろう。

生憎、チャーリー・エンジェルズでは何も感じなかった。他のアクトレスの印象が強すぎるのでしょう(笑)

<2007 ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア、ヘイリー・ベネット>
大人の為の勉強法
大人のための勉強法 大人のための勉強法
和田 秀樹 (2000/04)
PHP研究所

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30を過ぎて、かなり詰め込み方の勉強に限界を感じており読みました。筆者が賢い為か、かなりの読み直しをして結局2時間くらい掛かった。

クリエイティビティを協調している所に共感しました。

1990年代の勉強の基本3原則は”読み、書き、そろばん”でした。親もそうだし、我々の世代もそのように育てられた。要は”詰め込み”+”計算力”です。僕と同世代の英語圏の方に同じような事を聞いたが、全く同じ3原則でした。

情報化社会となった今は、これまでの3原則は全く通用しないとの事です。教育ビジネスにも興味を持っており、数ヶ月前に、今後の学校教育や法人向け教育に役立つフィールドに関して調べていた際に、米国のカーネギーメロン大学の教授の研究に遭遇。彼は、”3EX”を掲げていました。

Explore(探索), Express(表現), Exchange(交流)です。確かに情報に埋もれないように、情報を精査する為にも交流を行ない、アイデンティティを強める為にも表現力を持て、との事のようです。

教授によると”3EX”を持するものがクリエイティビティを有するとの事でした。

筆者が書いているクリティカル・シンキングの重要性など、勉強をする上での、世の中に役立つ為にも、勉強やら自己研磨やらに必要なエッセンスは一緒なのだなぁ~と痛感しました。

< 2000 PHP研究所 和田 秀樹>
The HOLIDAY
ホリデイ ホリデイ
キャメロン・ディアス (2007/08/09)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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仕事に忙殺されている自分にはありえないシチュエーションですが、このように人生に変化を持ち、それを受け入れるだけの勇気を持てたら、自分の視野は広がるだろうし、異なる業界(世界)の人たちとのネットワーキングも可能になるのだなと思いました。

あと数ヶ月で、サラリーマン生活に終止符を打ちます。そんな自分に重ねて、この映画を見ました。

退職後に自分が経験する事に対して今持っている恐怖心は簡単には振り切れないが、逆に自分の生活に大きな変化を与える事により得られる”自由”と言う名の時間軸がある。

大企業に居たからこそ持つ事のできた”安住”を脱ぎ去る事により、その代償として、今迄見えなかった何かがあると思う。又、学生の時には見えていた無限の”希望”やら”夢”を、自らの手で勝ち取る為にも切磋琢磨しなければ。。。

そんな境遇の自分に勇気を与えてくれました。

<2007 ナンシー・メイヤーズ キャメロン・ディアス, ケイト・ウィンスレット, ジュード・ロウ, ジャック・ブラック, イーライ・ウォラック, ルーファス・シーウェル >
たかがMBA されどMBA
たかがMBAされどMBA ビジネス最前線11人の勇気ある仕事選び たかがMBAされどMBA ビジネス最前線11人の勇気ある仕事選び
(2004/04/21)
産学社

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結局、その人にやり続ける気持ちが無ければ”たかがMBA"で終わるのだと実感。確かに経営学修士取ってビジネスで成功する事が保証されるのであれば、更にMBA留学の競争が激しくなっても良い。

時間と金があり、且つ数千万円を犠牲にして(良い意味で)異なる土俵に乗る勇気と根気があるのかだと思う。卒業後はその人のタレントと慣用性、後は他の人にまね出来ない何か光るものが無ければダメだと思う。

11人の1人である藤森氏と会話出来る機会が本日あり、約30分のスピーチを聞いて感銘を受けた。ウェルチに認められるだけ有り、言う事が明確であり、人を吸い寄せる魅力がある。又、とても偉い方なのに非常に親近感が沸く不思議なオーラを発していた。

<2004 産学社 MBAキャリア研究所, 奥村 昭博>
世界の日本人ジョーク集
世界の日本人ジョーク集 世界の日本人ジョーク集
早坂 隆 (2006/01)
中央公論新社

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海外に出ると良く日本の国の事を聞かれる。義務教育を受けているもののヤバイくらい日本のことを知らないのだと痛感したことが多くある。数ヵ月後に留学を控えており、この本を買って没頭してみた。1時間で読破出来る内容だった。

日本人のみならず、巷で言われているナショナリティーの違いがボワッと理解できる本です。但し、電車の中とか飛行機の中で読む事はお勧めできない。

実際に、先週土曜日の関西空港へ向かう飛行機の中で呼んでおり、笑いをこらえきれずに隣のおっさんが、かなり怪訝そうな目で見ていた。理由は下記トピックです(関係部のみ本から抜粋)。出てくる人種は経験済みで、個人的には納得です。

特に、中国人に関しては、中国に3年ほど駐在していたので、死ぬほど笑えました。同じような経験があるので(爆)


<2006 中央公論新社 早坂 隆>
上達の法則―効率のよい努力を科学する
上達の法則―効率のよい努力を科学する 上達の法則―効率のよい努力を科学する
岡本 浩一 (2002/05)
PHP研究所

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サラリーマン生活を12年やると流石に仕事に関してはプロフェッショナルな域に達しますが、その過程を科学的に著者の実体験に基づいて分かりやすく書いていたので共感できる部分が多々有った。

又、読書しながら、色々と自分自身の仕事の思い出が脳裏をよぎりました。僕は趣味が多く、非常にGoal Orientedな人間なので、人生で色々と打ち込んだスポーツだの趣味の世界だので経験した事が、色々と当て嵌まりました。

今後、何かに打ち込む際に、この本に書かれていることを能の片隅に置きながら実践できれば、又、上級者の視点で物事を効率良く、より早くに掴めれば 人生観も変ってくるだろうと思います。

<2002 PHP研究所 岡本 浩一>
受講者の声
海外MBA留学準備で父親の様にお世話になった木下さんや同世代で非常に近い視点で指導して頂いた田山さんが経営するFUTURE EDUCATION CENTER(FEC)のホームページが最近一新された。

でもって、本日、”受講生の声”と言うことで僕の今までの体験がFECのホームページで紹介された。後輩の方に向けたメッセージだが役に立てばよいと思う。僕も今までは先輩方が残してくれた文章を読み留学前の心構えや合格した後に待っている地獄のような勉強漬けの日々を学んだ。やっと、恩返し出来る立場になってうれしい。

http://www.mba-fec.jp/blog/2007/06/2007kk.html


原稿は5月始めに作成したものだが、本日、採用してもらえる連絡が来た。この頃、自分が作成したHPやらブログで文章は載せるが他の方が作成したHPに自分の文章が掲載されるのは初めて。

なんか幸せな気分になった。

GE 藤森さん
(2007/05/28 01:05)
本日(と言っても27日でしたが)現在、日本ゼネラル・エレクトリック株式会社代表取締役会長を勤めている藤森義明さんのスピーチを生で聞く機会があった。

あのジャック・ウェルチに見込まれて、日本人で初めてGE本社の副社長に抜擢された素晴らしい人です。先週、GE AviationのDirectorの方と夕食を一緒にしましたが、”藤森さんは雲の上の人だよ。日本人として誇りに思える方だ”と言っていた。

藤森さんのスピーチで思い出深い言葉は;

- Humbleでありhungryであれ!
- 壁を作るな。常に挑戦し続ける姿勢を忘れるな!
- 国際人となれ!
- 恥を恐れるな!(勇気を持って踏み出す一歩)

だった。一番驚いたのは藤森さんの人柄。あれだけの偉い方なのに何故か非常に近い存在と感じた。

幼い頃、母親がよく言っていた言葉を思い出した。。。”実るほど頭を垂れる稲穂かなぁ。。。”   確かにこの頃と言うか当分の間全く忘れていた姿勢だ。。。反省。
アリス 矢沢透
(2007/05/24 13:54)
昨日、留学祝いで、カウンセリングの先生から六本木の飯屋に招待を受けた。オーナーがアリスの矢沢透だった。どうやら、カウンセリングの先生は以前京都で料理屋をやっていたらしく、その際に、芸能人の客が多かったとか。。。。

矢沢透と意気投合して”東京に飯屋を作ろう”との事で六本木の飯屋が出来たとか。。。毎日9時くらいから矢沢さんもお店に出てるらしい。矢沢さんは、お客さんの席を廻り楽しく会話をして”ワキアイアイ”な雰囲気だった。兎に角、串がうまかった。

僕より10歳くらい年上の方にしてみれば、元アリスのメンバーと食事が出来るなんて、たまらないんだろうなぁ~と思った。

結局、幾らするのか分かりませんが安くはなさそうだった(笑)
一ドル50セントの重さ
(2007/05/09 18:42)
本日の午前中にオリエンテーションが終わり、お昼にセットしていた代替エネルギークラブに所属するMBA2年生とのミィーティングも終えて、午後がカポッと空いた。学生に近くの駅まで車で送ってもらってサンフランシスコをぶらつく事にした。アルパルトから40分くらい電車に乗ったが、たったの5ドル。驚きの値段だった。この時、財布に2ドルしかない事に気付いた。

サンフランシスコに到着して、直ちにお金をおろした。全て20ドル札。

それから地下鉄に乗る為に(異なる)駅へと向かった。地図を見ても全く分からない。。。地球の歩き方にも地下鉄の詳細な説明無し。。。困っていると横からジャージ姿のおじさん。何故かきつい香水の匂い。”どうした?”とおじさん。”ユニオンスクエアに行きたい”と言うと、”あぁ~ダメダメ。路線電車に乗らなければ”と言いながら”俺について来い”と地上まで上がり路線電車乗り場まで連れて行ってくれた。但し、到着するなり、そのおっさん ”ごめん、俺、金に困っているんだ。助けてくれるかなぁ?”の一言。仕方なく2ドルを渡した。

悲劇はそれから。。。

電車に乗るなり、”1ドル50セントだぜぇ”と運転手のおっさんが言う。”えっ、20ドル札しかないんで、両替してください” おっさん”両替機は無いから次だね”  僕”えっ、次の電車に乗るの?”(後ろから声がザワザワ)
おっさん”あぁ~、いいから乗って座って座って。後で払えよぉ”

路面電車に乗った状態で両替機が無い電車なのにどうやって後で払うんだろう?と思いながら電車に揺られつつ数分がたった。

”これ、どうぞ” 20チョッとすぎの若者、多分香港か台湾から来ている学生らしき人間が僕に1ドル50セントを恵んでくれた。すかさず20ドルを払おうとした。が、横には可愛い彼女が座って笑顔で”いいですよ”との一言。

結局、メールアドレスを教えて”連絡してください”と言った。もし、メールが来たら飲みに誘おう! そう決意した、感無量の一日でした。

サンフランシスコ、大好きになりました♪

アルパルトにパブリックのバスで夕方戻り、夕飯を食べに町まで。夕食を終えてホテルに戻り携帯電話が無くなった事に気付いた。多分、あの人ごみの中で。。。。携帯に電話するも不通。。。多分、あの携帯は既に闇市場に出回っているのだろう。。。

旅するときは気をつけないと。。。。優雅な出張になれているだけに、個人旅行での海外の安全性に関して考えさせられた日でも有りました。反省、反省。。。
人類が与える地球へのダメージ
(2007/05/05 01:23)
昨日、飛行機の中から地球を見た。とてつもなく大きい。人、もしくは人が作り上げた代物が故に、本当に地球の環境に影響を与えるのか疑問視するほど大きい。。。。

2013年以降のCO2削減の枠組みは非常に気になる。先進国であるアメリカ、又、発展途上国として位置づけられるインド、中国がどう反応するか、ヨーロッパ連合の出方。。。非常に気になる。更に気になるのは日本のポジションがヨーロッパ側?アメリカ側?のどちらかだ。

Kaneto

QOT
世界のGDP3%でCO2大幅削減可能、国連部会が報告書 【バンコク=森太】国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第3作業部会は4日、バンコクでの総会で、地球温暖化を止める対策をまとめた第4次評価報告書を採択して閉幕した。
dart2("ad2.yomiuri.daikou/science","",10000000000000);  報告書では、費用をかけさえすれば、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量は大幅に減らせると指摘。最も厳しい削減シナリオを採った場合、削減コストは2030年の世界の国内総生産(GDP)の最大3%に相当すると予測した。
 報告書は、CO2に換算した温室効果ガス1トン当たり20ドルの削減費用をかければ、2030年には90億~180億トン、100ドルなら160 億~310億トンの削減が可能だとしている。世界の温室効果ガス排出量は現在、森林伐採によるCO2吸収量の減少分も含めてCO2換算で年460億トン。 これが、何の対策も取らなければ2030年には537億~817億トンになると予測した。
 対策にかかるコストは、現在380ppmの大気中のCO2濃度を、445~535ppmで安定化させるという最も厳しい削減シナリオを取った場 合、世界のGDPは2030年に最大3%、50年に最大5・5%小さくなると予測するなど、三つの濃度パターンでGDP縮小幅を示した。
 今回の報告書が、温暖化は止められるというメッセージと、そのための対策やコストを選択肢として示したことは、今後本格化する2013年以降の国際的な削減の枠組みとなる「ポスト京都議定書」の交渉に大きな影響を与えそうだ。
2007年5月4日21時54分 読売新聞)
UNQOT
時間軸
(2007/04/27 14:27)
忙しいときには時間があっという間に過ぎ去っていく。
でも、暇なときは時間がたつのが遅く感じる。。。

例えば、スポーツとかに熱中していると”えっ、もう前半お終い。。”とかありますね。ものすごく集中してやる作業には予想以上に時間を要していたりする。。。反対に、19時からデートだったりすると、15時過ぎた辺りから”あの時計ぶっ壊れているのでは。。”と思うくらい時計が止まって見える。落ち込んでいるときに夕日が海に沈むのが永遠に無いのではと思う事とか。。。

実際に、人生とか仕事とか趣味の世界で感じる時間軸は、”経験”と”(知覚)経過時間”が反比例しているように思える。経験が濃い場合には時間までもそこに集約されるので明確に記憶として残っている。又、経験の薄い、つまり何もやっていない状態だと薄っぺらいので”記憶にございません”状態となる。

つい最近、GREEを通じて中学生時代の同級生からコンタクトが有った。元々、これが目的で小学校とか中学校の情報を開示していたので、作戦通りですが、いざコンタクトあるとワクワクした。と言うより”ドキドキ”しました。正直、高校から私立の男子校でかなり熱い関係がつくれたものの(未だにベタベタしているが)、中学までの友人は疎遠となっている。同窓会とかも無いし、住んでいる場所、住んでいる世界(ビジネス環境?)も異なるので。。。。中学受験に失敗して地元の区立の中学校に通った際の人ですが、過ごした時間が濃いだけに覚えている事も多い。次々と脳裏によぎりました、思い出が♪ その頃の自分を思い出すと20年前の自分とは考えにくい。。。逆に考えれば完全に”おっさん”となっている自分に気がついた(笑)

3次元の世界に生きる我々には4次元を想定しにくいが、タイムマシーンって上記のような”記憶の世界”では成り立っている気がする。最近見た”デジャブ”の映画でも”過去”と”現在”、”未来”のスイッチがエッセンスとなっていたが、鮮烈に色と形が脳裏に浮かんでくる。幼い頃から記憶力が人一倍ある人間なので、(香水の)匂いとか、声とか、音とか、で色々な思い出が脳裏に浮かぶ事が多いがGREE(活字)にもその様な効果がある事を再認識した。

もしタイムマシーンを持てたらどの時代のどの世界に行きたくなるのだろうか。。。想像を膨らませる、そして(いまだに”時差ぼけ”の抜けない昼休みでした。
体内時計
(2007/04/24 13:16)
英国に到着してから既に3回寝ましたが、全て早朝の4時に目が覚めてしまう。。。こちらの早朝の4時は、日本時間でお昼くらい。と言う事は確実に仕事をやって食事をしている時間だ。体の時計は日本の時計と合っている様でもない。

実は日本に居るときに目が覚めるのがお昼と理解すれば良いのか?

となると完全に午前中は給料泥棒だなぁ。。。
戦艦大和
(2007/04/17 22:39)
本日、友人から下記URLアドレスを見るように進められた。

http://www.youtube.com/watch?v=IyC51BYiIqc

ブルネイの通信事情で途切れ途切れにしか映像が見れなかったが、この大和の映画を出張中の機内で見たことを思い出した。多分、半年くらい前の出来事です。

隣に座っていた20歳代の若い中国の女性が同じ映画をみながら大泣きしていた。中国本土の人ではなく華僑の方だと思いますが、”第二次世界大戦”と言う事では日本は中国の人に相当ひどいことをしたのに、その日本人の目から見た戦争映画を中国の人が涙しているのには、なかなか考え深いものがありました。

正直、同じ人間としてうれしかったし、このような惨事は絶対に繰り返してはいけないのだと強く思いました。戦争を商売とする人も居ると言うし、戦争で大もうけしているビジネスマンやら政治かも居ると聞きます。人間としてどうなんでしょうか?その様な形態にて稼いだお金で世界を動かすのはどうも納得がいかない。

大きな力に対抗出来る様に、地球の人々が笑って生活出来るように、是非とも その一助となりたいものです。

酒の持ち込み規制
(2007/04/16 03:35)
本日、シンガポール経由でブルネイ入りした。

ブルネイは、厳粛なイスラム教徒の国であり、同じイスラム教徒の国である隣国のマレーシアやらインドネシアと異なり持込できる酒の量が制限されている。以前より、ビールは12缶、それに加えてビン入り酒類は2本までとの制限があった。特に容量の制限は無いので、ビールは500ml のもの、ビン入りは一升瓶が我々の常識でした。出来る限り多くの酒を持ち込みたい、との願望からの知恵(?)でした。

過去には、我が社の記録として、5リットルビンの持込に成功した人が居ました。知っている人は知っていますが焼酎のビンでなくプラスチック容器に入った”大五朗”という焼酎です。その方は税関に止められた際に”容量は兎も角、1本は1本だろう!”との理屈で、通関に成功したそうです。

その常識が否定された悲惨な1日の話です。。。

つい最近、アルコール類の持込の取り締まりが強化されました。ブルネイ国内で持ち込んだ酒を違法に売買している業者への取締りが主原因だと聞いています。確かに、2週間前にブルネイ入りした際から ”ブルネイ国通関時の酒類持ち込み申請書”のフォームが変りました。前回は笑顔が認められたのか全く問題なく500ml缶12本、一升瓶の焼酎2瓶を持ち込みました。

が、今回は違った。。。通関にて”缶は330ml が12本、 ビン入りは2本で且つ最高2リットルまで。これは500mlのビールだから(単純計算で)8本までだぁ!”と言われた。”そんなのどこに書いてあるんだ!見せてみろ!”と怒鳴ったらオレンジ色の”ブルネイ国通関時の酒類持ち込み申請書”の裏を見せられた。確かに書いてある。。。。

結局、ビール4缶と一升瓶1本を没収された。”焼酎のアルコール度は30%だから2本合わせてアルコールの持ち込みは1リットルくらいだろう!2本持込を認めろ”との交渉には聞く耳も持ってくれなかった。確かに計算の苦手な東南アジアの人だったので、瞬時に掛け算の計算出来る相手でもないし、”アルコール度”との概念も酒を飲まない税関の人達はピンと来ないだろう。。。。

しかし、オレンジ色の紙に記載されたマレー語の文章を見ながら疑問が浮かんだ。 ”330ml ”の缶ビールなんて この世に存在するのだろうか?日本で一般に売っている小さい缶は350ml だった記憶が。。。

いずれにせよ、”郷に入っては郷に従え” 次回は350mlを持参して反応を見ながら再度交渉しなければならないのだろうか。。。。酒に飢えている駐在員達に買った貴重なお酒だけに悔しくて寝れない夜です。
渋滞の犯人
(2007/04/01 07:28)
かみさんは堀切の病院で土曜日だが仕事。そんでもって、留学の為の受験勉強が終わった僕は予定なしの土曜日。。。娘と一緒に世田谷の実家に遊びに行った。

昨日、勉強仲間で良い結果が出ている輩6人と朝3時まで銀座で飲んでいたこともあり酒臭い体(かみさんが朝起きてトイレの消臭スプレーを部屋中にまいていた)だったらしく、実家に到着後は娘を母親に預けて熟睡。4時間後に酒は完全に抜けた。

夕方の5時30分。かみさんが仕事も終わったらしく堀切でピックアップして夕食をどこかに食べに行く事に。ナビをセットして世田谷の実家を出て東京大横断の旅が始まった。何かがおかしい。。。。到着予定時間19:40 あぁ。。。。又、ナビがイカレタ。2時間も掛かるはずがない。 三軒茶屋から高速を使う予定だったが、高速入り口手前の交通情報掲示板によると首都高3号線は”真っ赤”、しかも竹橋を抜けて箱崎までも”真っ赤っか” いつもの通り下で行く事に決定。 何かがおかしい。。。。青山辺りでナビはしきりに高速道路に戻る指示を僕に出し続ける。 このナビ、買い換えなければ。。。。。

赤坂を抜ける辺りから、自分のおそかさを実感。。。。ライトアップされたピンク色の花、歩道には長蛇の列、そして、周りの車は乗り出すように空を仰いでいる。

日本人として 春を実感するうれしい週間。心ワクワクする季節。 是非とも、日本の国花には今週末の雨には耐えて来週も皆を楽しませて欲しい。

そう言えば、ロンドン在住の彼からメールが来ない。。。。

結局、堀切到着は20:00となった。浅草、隅田川の桜の名所を外しながらの帰路だったので時間が掛かった。夕飯は我が家の近所のすし屋で簡単に済ませた。いつもより 店が空いている気がした。多分、ライトアップされたピンク色の花を咲かせる木の下で美味しく食べたり、飲んだり、会話も弾んでいる事だろう。
東京のさくら開花宣言
(2007/03/25 15:53)
確か、先週ブルネイに居る際に誰かが”東京は今年の桜の開花宣言を昨日したよ。通常よりも1ヶ月近く早いねぇ~”と言っていた。

クアラルンプル経由でJAL夜行便での帰国となった。隣の席はマネージャークラスのロンドン在住のオーストラリア人だった。成田に着く寸前から窓を見ながらキョロキョロしていたので”富士山は見えたか?”と尋ねた。見れなかったようだ。それを皮切りに30分くらい話す。

石炭の炭鉱へ投資している企業のマネージャーだそうだ。どうやらカナダのバンクーバーに行く為に10時間くらい成田でトランジットの時間があり、どの様に時間を潰したらいいのか悩んでいた。

”君はすごいラッキーだねぇ~。つい数日前に東京が桜の開花宣言をした。是非とも皇居のお堀に行って桜を見ながら昼飯でも食べて、その足で、六本木ヒルズに行き、展望台から東京を眺めてくれ。ラッキーだったら富士山も見える。”と得意げに説明。 どうやら彼は”オダイバ~は?”とお台場に興味を持っている様子。”あぁ~、ダメダメ。あそこは夜行く所。今回は諦めろ”とピシャリと却下。 ”SAKURA"見物に話を集中させた。成田から箱崎までのバスも一緒で色々と話した。僕が4月末にロンドンへ私用で行くので、その際に夕飯でも食べようと言う事で箱崎で分かれた。

自宅に帰る為に、タクシーを拾って箱崎から隅田川沿いに高速を北へ飛ばしてもらった。そこで驚き。。。。。桜が咲いていない。。。かすかにというか一本の木に3つくらい なんとか咲いているがぁぁ~。目を疑った。。。  すかさず ”運転手さん、桜は未だですかねぇ~”と トボケテ 聞いてみる。”あぁ、あと1週間くらい掛かるんじゃないかねぇ~”との回答。。。心の中の自分に問質してみる”桜の開花宣言は桜が咲いているんだよねぇ~?” 帰ってから かみさんに聞いてみる”開花宣言したけど桜全然咲いてないねぇ~”と。。。

笑いながら、かなり冷静な回答 ”あぁ、なんか基準とされている桜の木があって、その木に桜が何個か咲いたら宣言してよいみたい。よって、東京の桜も満開までは、まだまだ時間が掛かるよ。” 凍りついた僕の心。。。親切に”東京の歩き方”を地図まで書いて教えてあげた一見優しい日本人を演出したそのシーンがモノトーンとなって消えていく。。。。。

飛行機の中であった彼は、今回が初の東京というか日本らしい。 しかも、たったの数時間しか東京の街を楽しめない境遇。 おそらく、今頃はバンクーバーに着いた頃だろう。バンクーバーは寒いらしい。今の時期だと3度くらいと言っていた。

彼が東京で、桜が見れずに、寒い思いをしていない事を望む。多分、皇居のお堀には梅とか、”そめよしの”では無い桜の花とか咲いていて彼は”おぉ~さ・く・らぁ~”とか勘違いして、はしゃいでいたかも。。。もしくは、お堀では花よりも建築物に興味を持って色々と撮影を楽しんだかも。。。もしくは、六本木ヒルズで家族にお土産とか買ってお堀での桜の事はあまり気にしていないかも。。。期待は膨らむが現実はそう旨くはいかない筈だ(汗)

彼から、多分、来週くらいにメールが来るので、来たら謝るつもりです。しかし、無知とは怖いものだと、この年になって痛感した本日でした。。。
最悪な一日
(2007/03/22 22:24)
今朝は5時に目が覚めた。どうも耳が非常に痛く、その痛みで起きたようだ。なぜか、疲れが溜まると中耳炎になる癖があり、半年前にも その為に死んでいたのだ。香港駐在時には耳から血が出て死ぬかと思った。その頃は中国の投資プロジェクトの交渉時で毎日2時間くらいしか寝れなかった。。。

今朝も 頭が割れるかと思うくらい痛かった。 午前中に 病院へ行き、診察をしてもらって、薬をもらい 今は、何とか今は痛みが和らいでいる。

今日の新しい発見は、ブルネイの病院のシステム。ブルネイ国の首都に近い所には、リパス病院という公営病院と、ジュルドン病院という私立病院がある。ナショナルスタッフに同行してもらっての診察となったが、”公営病院では、ブルネイ国民は無料だけど、あなたは外国人だから どちらへ行っても有料なの。ジュルドン病院の方が高いけど 費やす時間を考えたら絶対こっちよ”と言われ 有無を言う暇もなくジュルドン病院まで連行された。 患者が片手で数えるくらいしか居ない、非常に綺麗な病院だった。後で、ドライバーに聞いたらリパスへ行ったら 朝行っても帰ってくるのは夕方になるくらい猛烈に混んでいるらしい。あと、ローカルの医者ばかりで診察も非常にスローだとか。。。

診察が無料である事、ブルネイ国民はカロリーの高いものを食べ過ぎるので高血圧の患者が多い事が理由らしい。

ちなみに、ジュルドン病院の医者は殆どがシンガポールなど海外から来ている人が多く、非常に流暢な英語を話していた。見た感じ、病院スタッフも現地の人でないようだ。病室は南シナ海に面して非常に環境が良いが、噂通り、診察料はかなり高めの設定でした。又、心臓に関わる病に早急に対応出来る様に 新しいセンターがジュルドン病院に出来て今では海外からの医者が常駐で手術も可能だと。それまでは、急患でも 飛行機でわざわざシンガポールに行かなければならない状況だったと。

日本に居たら気付かない 病院の大切さを痛感した。 又、お金がなかったら命を諦めざるを得ない人も居るのだなと思った。高血圧であれば必ず心臓に負担が掛かる。。。。今、ブルネイで日本料理、特に寿司が流行ってきている理由も分かる気がする。
ビックリ番号
(2007/03/19 22:29)
週末に一時帰国予定である事もあり、東京の旅行代理店に電話をした。どうやら、丸紅担当の人は忙しいらしく他の女性が応対をしてくれ、担当者からコールバックのメッセージを残す事にした。こちらの電話番号を聞かれたので

”国番号は。。。”と始めると、電話の向こうで ”えっ、ビックリ番号ですか??”と聞き返された。どうも通信状態が悪いらしく そう聞こえたようだ。確かに、今年の1月に起きた台湾での地震で日本と東南アジアを結ぶ電話回線にダメージがあり通信状態が悪くなっているらしい。混線も凄く、日本から駐在員に電話したら、全然知らない人が出た事もあった。最悪なのは、僕が出張中に東京のアシスタントが僕の海外用の携帯に電話したら若い女性が出たとかで、かなり、その後怪しまれた。。。

しかし、幾ら音声が悪くても”ビックリ番号”って聞き違えるのかなぁ~。発音的に”KUNI BANGOU” と ”BIKKURI BANGOU" 確かに後者の”BI ”を抜かせば似ているかもしれない。でも 僕が述べていない ”BI ”を聞き取った旅行代理店の人も相当な楽しいキャラなのかと想像した。

早く、色々な意味での”ビックリ”やら”ドッキリ” を無くす為にも、BRUTEL(ブルネイの電話会社)には、この問題を解決してもらいたいものです。。。。
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