STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
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国際社会の中での日本
米国に来て肌身を通して感じるのだが、アジア系で優秀な人が多い。人種的には、インド人、(香港も含めて)中国人、韓国人、シンガポール人、タイ人である。知識レベルが高く、流暢な英語をしゃべる。正直、現地人とあまり変わらないレベルである。

インド人や華僑は日本人以上にアメリカ人社会に溶け込んでいる。"インド人が如何にアメリカに溶け込んだかを学び日本人の米国での位置づけを活性化させよう”とのセミナーが最近サンフランシスコにて開催されていた。

国際的な経営コンサルであるHay Group(http://www.haygroup.co.jp/ )が発表した”世界の給料日における分析”によると、昨年のインド人の給与レベルは7.2%(管理職、専門職、経営幹部の3つのカテゴリーの平均値)上昇しているらしい。他国だと、インドネシアやベトナムで4%程度、シンガポールやマレーシアだと3%に届かないレベルらしい。給与が上がると言うことは、経済圏が活性化し、労働もしくは管理する人間の需要があるとのことである。

本日、MBA 2年生の日出間さんとキャンパス近くのスタバでお茶しながら色々と話した中で、

"何故(上記の)アジア系の人々はアメリカに来て経営学を勉強してアメリカに残るのか?“

との議題があった。両人の見解は一致で”日本人は日本に帰ることが可能。日本での給与レベルは高水準。あえて英語圏で比較的キツイ条件で英語が母国語の人達と競合して働くよりも、日本に帰って働くほうが効率的。一報で、他のアジア系の人々は、母国に帰りもらえる給与レベルが格段に低く、米国に残って働くことに必死なのだろう“との見解である。

日本社会は日本人を守っている。日本国内の事業でも敢えて海外のファンドに頼らずとも自国内にて完結できる経済力がある。我々がそのような恵まれた社会に居れるのも、今迄(戦後)頑張ってきた日本人に感謝するべきである。確かに日本語、日本の習慣、日本人的な考え、日本人的な風土、日本人的なビジネススキルで完結できるのであれば楽である。

しかしながら、このような守られた環境が永遠に続かないであろうと強く思う。日本社会にて完結できるから、敢えて海外に飛び出そうとしない。しかしながら、国際化が進む環境にて"日本語がしゃべれる"からリバレッジが効く環境は風化していくであろう。

であれば、外向きな仕事に拍車をかけるべきでないだろうか?日本は、世界中見渡しても 高い技術力、高い現場管理能力、勤勉な国民性 と多くの素晴らしい資産を持っている。但し、国際的に見てもハード・パワー、つまりは外向きに表現して説得する能力に欠ける。"相手が分かってくれるであろう。これだけ自分達が素晴らしいのだから認識されて当然だ“との甘えが思想の根底にある。確かに、そのような"謙虚さ”もしくはソフト・パワーにて現在の位置を確立している。

若い層が持つ“行動力、探求力、創造性"、日本を支えてきた先輩方が持つ”(現場密着型の)技術や現場管理能力“をパッケージとするビジネスフレームを海外に持つ出せたら"日本人の位置づけ”も変わるであろう。但し、定年に近いもしくは定年している先輩方に奮い立って貰う為にはどうすればよいのだろう。。。

日本の10年後、アジア社会の中での日本の位置づけはどうなっているのであろう?どうしてもポジティブに考えられない自分が居て、そこにビジネスチャンスを見出せるのでは?色々と悩んだ1日だった。
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BARRY BONDS
人生初めてのMLB観戦。

シスコの社費派遣のEDWARD("ED")がシーズンチケットを持っており連れて行ってもらった。8年間同じ席を購入し続けているとの事であり相当なサンフランシスコジャイアンツファンである。

EDはシスコ・システムでも相当偉いポジションでパロアルトに長く住んでいる。アングラもスタンフォード大学と相当優秀な頭脳の持ち主である。

彼の運転でサンフランシスコのAT&Tまでドライブだった。最新のポルシェ しかもコンバーチブルで高速道路を疾走した。

最近、MLBのホームラン記録を樹立したBarry Bondsは今季限りでジャイアンツを離れる事が決定した。彼のジャイアンツでの最終試合である。(来期は東海岸のチームに移籍するであろうとの噂である。)



彼が打席に立つと”バリー、バリー”と熱狂的なファンがエールを送る。しかも殆どの観客がスタンディング・オベーションである。結局最終打席はライトフェンスギリギリの大フライで(あわやホームラン)見せ場を作ったが出塁無しで最終試合を終えた。

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1993年にパイレーツからジャイアンツに移籍してからの記録:

ゲーム数 - 1,975
ホームラン数 - 586
平均打率 - .312
出塁時の打率 - .477
長打率 - .666
四球 - 1,947
敬遠 - 575

上記記録から見ても分かるとおり出塁時の打率、長打率あ超人的な数字である。相手ピッチャーが勝負したくなくなる気持ちも察せられる。ちなみに、彼はMLBでホームラン王となったが、四球の数と敬遠の数もMLB歴代1位だそうだ。


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ワールドシリーズでは是非とも日本人の活躍に期待したい。

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ACROSS THE STREET
秋学期が開始して2日目。バタバタな日々が継続している。

但し、プレタームのように毎日授業でびっしりな日々でなく、どちらかというと時間的プレッシャーより学術的な能力のプレッシャーが大きいように感じる。

又、私費留学の人間はキャリアーマネージメントや就職先との交流にも時間を要するのでバランス感覚が要求される。

実際に、今週木曜日27日に" Company Networking Night" なるものがあり、MBA2年生とSlanを対象に多くの企業が学校へリクルートに来る。約50社くらい来るみたいだ。McKinsey&Co./Bain&Co./Booz Allen Hamilton等のコンサル系、Morgan Stanley等の投資銀行系、Cisco/Amazon/Apple/Microsoft等のネット系、Chevron/DELL等も来るみたいだ。


確かに世界からの精鋭が集まっているのだから大企業も今日深々なのだろう。但し、僕がこの大学に通って感じるのは”大企業もしくは年間数千万円稼げる企業への就職”よりも”自らの視点で起業する”との意思の人間のほうが多い。実際に”西部大開発”から続きSilicon Valleyを中心に旋風を巻き起こしたシリコンビジネスでの起業、もしくは、ITビジネスの起業等と土地柄的な風習が有るように感じる。


確かに僕が西海岸、特にカリフォルニア州に憧れて移ってきたのも”起業”する為の自らの準備、起業する際の人脈の拡大、起業した人々から英知を盗む為である。

秋学期の選択科目で"Technology Venture Formation"(http://www.stanford.edu/class/msande273/) という大人気のクラスに参加した。スタンフォード大学の理工学部修士課程のプログラムで他学部の生徒も授業の参加が許される特殊なプログラムである。我々は、このような他学部で受講する授業を"ACROSS THE STREET"という。

毎年、秋学期のみ、スタンフォード大学修士課程の学生のみを対象に48人が選抜される。今年は100人を超す学生が申請しており熾烈な戦いである。実際に、バイオテクノロジー専攻の修士過程の学生と経済学専攻の修士課程の学生が僕の隣に座っていた。
チームワーク
プレタームのStudy Groupが解散となり、秋学期のStudy Groupが発表された。又もやアジアからの生徒は僕だけだ。

メキシコのCEMEX(セメント業界世界第2位)からの社費派遣のJESUS。名前も神懸かり的だ。常に冷静で落ち着いている。CEMEXのブラジル支店で重要なポジションを勤めていた。

カリフォルニア出身のCRAIG ヘルスケアで起業して既に会社の運営をしている。普段はおとなしいが、議論が白熱すると顔を真っ赤にして発言する不思議なアメリカ人。

アゼルバイジャンの石油会社から社費派遣のNAILA。既にMasterは2つ持っており更にMasterを持ちたいらしい。かなり討論の好きな女性で不思議な性格だが、まだ30歳。クラスで最も若いのは彼女だろう。

クラスでも優等生と評判のインド人のGIRISH。奥さんはINSEADのMBA HOLDERと夫婦そろって優等生だ。年間 数千万円稼げるであろうファイナンス・バックグランドを持ったMBA Holderに専業主婦をやらせている。相当裕福なのだろう。NASDAQに上場のInfosys Technologiesを退職して私費留学だ。何かと思考が共通しておりマブダチになりそうなFOLKである。

最後にアメリカ系中国人のJUNE。とにかく優秀だ。既にUC BerkleyのChemical EngineeringのMasterを持っており、CALTECのアングラでスタンフォードに来ている。最近子供も出産しており、旦那が主夫をやっているようだ。

新しいチーム6人で最初に行った作業はHuman Synergistics(HS)社が発行しているSurvival Seriesの"Desert Survival Situation"だ。
(URL: http://www.humansynergistics.com/products/documents/Desert_PB.pdf )

HS社は個人、リーダー、チーム、組織らが現実社会において最大限に能力を発揮できるような教材提供をしている。実際に僕が行ったDesert Survivalは有名な教材であり、この他に有名な教材にOrganizational Culture Inventoryと言う名の教材もあるらしい。

個人で考えるよりも多くいたほうが意見は飛び交う。幸いにマネージャー経験が有ったり、起業しているメンバーが多いので討論が常に建設的であり、"時間画無駄に使われてい"と感じた朝食は無い。
Leadership Study
プレタームが終了して来週から秋学期が始まる。

思い返せばバタバタの1ヶ月だった。はじめて体験する英語での授業、黙って聞く授業など一つも無く常に生徒から教授へ質問の嵐。

自分のリスニング・リーディング能力の足りなさを思い知らされる毎日。そして、大量のアサインメントをこなさなければならない毎日。正直、疲れて机に向かって船をこぐ日が多くなってきていた。

今週末は何とかゆっくり出来そうだ。と言っても今晩の夕食はPH.Dの先輩と冬学期以降の授業の取り方の相談。その後、夜の10時くらいから秋学期のTechnology Venture Programに対する戦略をインド人の優等生 GIRISHと話す事になっている。

リーダーシップに関する講義で共通しているのは、EQ能力の高さがリーダーの質を決定するとの基本的考え方だ。Emotional Interigence、つまり相手の感情を理解し人間関係を理解する能力である。

確かに組織で、社会でサバイブしていく以上、この能力は必須である。


講義中に与えられた色々な教材の中でも一番気に入ったのはMyers-Briggs Type Indicator(MBTI)である。

スイスの心理学者であるユングが提唱した心理学的類型論をもとに、アメリカ人親子のMyersとBriggsが1945年頃に開発した性格検査手法である。ユング心理学によれば、人間の心は、知覚機能である「感覚機能」と「直感機能」、判断機能である「思考機能」と「感情機能」の4機能があり、それぞれが二律背反する構造で成立し、更に人間の心のエネルギーには外向と内向がある、と考えられる。

外向(Extraversion)か内向(Introversion)、感覚(Sensing)か直観(INtuition)、思考(Thinking)か感情(Feeling)、判断的態度(Judging)か知覚的態度(Perceiving)という、4つの指標のうちそれぞれどちらの指標が強いかを質問に答えることによって判定。4×4で16種のパーソナリティタイプに分類する。

英語版であればオンラインでも受講可能のようだ。(URL:http://www.discoveryourpersonality.com/MBTI.html?source=Google#Anchor-Ho-2012)

又、日本では"MBTI協会"が独占で行っているらしいが4日間で16万円とある。手頃な金額ではない。(URL:http://www.nihon-mbti-kyoukai.org/training.htm) ちなみに、上記英語版のオンラインは60ドルである。

僕の診断は外交的、感覚的、思考的、で判断的態度だと。つまりESTJである。統計によるとMBA学生の17%がここに属するらしいが、典型的な日本人タイプであるとも言えると思った。





アメリカン フットボール
夕方7時から大学構内のスタジアムで、サンノゼ州立大学とのアメフト対抗戦があり、クラスメートと見に行った。正直、球技は幼い頃から苦手で、あまり興味も無かったが折角アメリカに来たのでアメフトのルールくらいは覚えて帰ろうと思っていた。

母校の試合となると応援に熱が入る。スタンフォード大学はスポーツ推薦が無く優秀なアスリートを集めるのに苦労している。しかしながら、他大学でのスポーツ推薦制度は極端に凄いらしい。例えば字が読めない生徒でもスポーツで秀でていれば入学できてしまうらしい。日本で数ヶ月前に話題になっていた 高校野球の特待制度の話が非常にかわいく思えてくる。

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本日試合を行ったスタジアムは去年改装したばかりだ。が、改装後にスタンフォード大学は一勝も出来ておらず、昨年の成績もさんざんだったみたいだ。日本で言えば六大学野球の東大のポジションみたいなのだろう。頭脳で大学に入った人がスポーツでも他大学に差がつけられるのは物理的にも難しい。

今回のゲームも1st Qは勢いが無かった。中盤、後半と試合が活性化してきて奇跡的にも37対0で大勝した♪(URL:http://gostanford.cstv.com/sports/m-footbl/recaps/091607aaa.html) 校内のスポーツ施設なのでお酒は飲めなかったが、試合の最後はかなり皆んなハイテンションだった。

凄いと思うのが、①5万人収容できるスタジアムを学校が所有している、②卒業生が沢山応援に来ている(上記写真の通りスタジアムは殆どスクールカラーの真紅で埋まっている)、の2点。

僕は日本でもお金集めが上手な大学を卒業しているがスタジアムは流石に所有できない。。。アメリカの経済規模なのか、それともアメフトにかける学校側の情熱だろうか。。。

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クラスメートのおかげで30YARD LINEの前から3段目の席で試合観戦が出来た。このスポーツ、間違いなく嵌る。アメリカでサッカーがはやらない理由が体験できた。AmericaのFootballはSoccerでなくAmerican Footballなのである。スポーツのルールやフィジカルコンタクトの強さやゲームの進め方等サッカーとアメフトを比較すると国民性が見えてくるような気がした。
デザインとイノベーションの関係
PRE-TERMで忙しい日々が続いている。

今週はSLOAN PROGRAMの50周年式典があり、ものすごい数の先輩方(及びパートナーの方々)が学校に訪れており、授業も多少楽になっている。と言っても先輩方と食事をしながら話したり、パネルディスカッションに参加しているので予習・復習する時間は皆無だ。

SLOAN初年度(つまり50年前の卒業生)は3名のみ参加。オープニング式典にて盛大な拍手を浴びていた。SLOAN卒業生であるボーイングの元会長Frank Shrontz(URL:http://www.boeing.com/history/boeing/shrontz.html) 、レノボのCEOであるWilliam J Amelio(URL: http://en.wikipedia.org/wiki/William_Amelio)等ビジネス雑誌で見たことの有る有名人と直接話が出来た。

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自分が生まれた1972年の卒業生の方々と数時間会話を楽しんだ。後で知ったのだが相当偉い方々だったらしい。。。自分の25年後、50年後(生きているか?)にも式典はあると思う。その際に自分自身が、もしくはクラスの皆がどのような立派な人間になっているのか考えただけでワクワクする。

さて、そんな忙しいスケジュールの中で、同級生と一緒にIDEO(URL:http://www.ideo.com/locations/info.asp?x=1)を訪れた。当社は"デザイン"を通して企業が革新する事を助けるデザイン・オフィスであり、グローバル展開を行っており、多くのビジネス雑誌もこの会社のことを紹介している。(URL:http://www.ideo.com/media/)

本日の昼飯の際に、シリコンバレーで数社を経営している同級生のアブジー(インド人)と話している際の事とIDEOで習った事が重なる。

半導体ビジネスは何が大切かと言うと”設計(デザイン)"らしい。多くのの会社が一攫千金を狙って半導体ビジネスに手を出している。彼が成功した、つまり他社と差別化が図れたのは"素晴らしいデザイン"をしたからだと言う。つまり、与えられている土地を"半導体(チップ)"とすると、どのような街づくりをするかが最終的な”プロダクト”だと。

人が"住みたい"と思う街づくりが出来れば製品(プロダクト)が売れるわけである。

スタンフォード大学にはD-Schoolという有名なInstitutionがある。先週先輩のボニー(元ボブスレーのオリンピック選手、航空会社JET BLUEのパイロット)と食事をしている際にも"デザイン"の大切さ、D-Schoolにて取れる素晴らしい授業(冬学期、春学期)を教えてくれた。

IDEOを訪れた際に隣に座っていたおじさんと帰路話をしているとD-Schoolの方である事が判明。SAPのCo-FounderであるHASSO PLATTNERの名前が付いた"HASSO PLATTNER研究所"で働いているとの事だ。

今度昼食を一緒にする約束をしてワクワクしながら家に帰った。


IDEOのホームページからの抜粋:

QOT

IDEO helps organizations innovate through design. Independently ranked by global business leaders as one of the world's most innovative companies, we use design thinking to help clients navigate the speed, complexity, and opportunity areas of today's world.

We help organizations in the business, government, education, and social sectors innovate and grow in three ways:

We identify opportunities for growth by revealing people's latent needs, behaviors, and desires, and visualizing new ways to serve and support people.

We design new offerings—products, services, spaces, media and software-based interactions—and preserve the relevance and delight of the original idea from concept to market expression.

We enable organizations to transform their cultures and build the capabilities required to innovate routinely.

UNQOT
9月11日をアメリカで向かえて
とにかく忙しい。。。Pre-Termは9月19日迄続くが平日は休み無し。秋学期が開始するのは9月24日。秋学期は水曜日に授業が入らないので多少ペースに余裕が出来ると思う。正直、短距離走のペースで中・長距離を走っている今日この頃である。。。

1日のスケジュールは、

5:00AM 起床
5:00-5:30 シャワー、朝食
5:30-8:00 自宅で予習
8:00-9:00 Study GroupでMeeting
9:15-15:00 授業(3科目)
15:00-18:00 学校で復習・予習
18:00-19:30 ランニング(Stanford Univ.の裏庭:Dishes)
20:00-21:00 夕食(独身との食事が多い)
21:30-24:00 自宅にて予習・復習


本日は、9月11日。アメリカがテロからのアタックを受けてから6年が経過した。6年前の9月11日は会社の同僚、先輩と新橋の”とさや”というプロレスラー御用達の焼肉屋にいた。正直、飛行機がビルにアタックする光景は現実でなく映画であると、しばらく信じていた。

アメリカ人にとって、やはり9月11日は特別な日である。世界一金持ちで、世界一の軍事力を誇り、世界一メディア界でも影響力の有るアメリカ。自国での戦争経験は乏しいアメリカ。そのアメリカで多くの人が一瞬の内に殺されてします悲劇が起きたわけである。ニコラス・ケイジ主演の映画も見たが、実際に愛する人を無くした人達の当時の状態は想像を絶する悲痛だったのだろうと思う。僕も父親・夫になってから(自分の子供、妻を持ってから)人の命に対する感じ方、命に関わるニュースの受け止め方は非常に変化した(人間的になった?)

本日も暮らすが終わる寸前に元々海軍に居たBrian Ticeが"皆さん、9月11日はアメリカ人にとって特別です。6年前の悲劇の為に、アタックでなくなられた方々の為に、何か考えてくれる事があればうれしいです。”とクラス全員に対して話をした。考え深いものがあった。

二度と悲劇が起こらないように僕も何か世の中に貢献できればと思う。しかし、日本の政治が心配だ。クラスメートからも"日本大丈夫か?”と多くの質問を受ける。。。。


楽しい金曜日
金曜日(9月7日)は楽しい2つのイベントがあった。

まずは"FRIDAY HAT DAY"だ。TEXAS INSTRUMENTSを辞職してスタンフォードに来ているアメリカ人(10年日本滞在、日本語ペラペラ)IRAが前日の木曜日に提案したもの。授業中も皆で帽子をかぶって楽しもうとの企画。教授も全く気にしていなかった。

帽子を忘れて紙バックをかぶったり、新聞紙で自前の帽子を作ったり、子供の幼稚園帽子をかぶったり、十人十色なアレンジだった。僕は一昨年にハワイで購入したTOMMY BAHAMAの"RELAX"帽子とアロハシャツで授業を受けた。

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もう一つのイベントは同級生であるSERGIOの誕生会。SERGIOはメキシコのセメント大手セメックス(年間売上高は約230億ドルでセメント業界世界2位)から社費派遣の優秀男児。独身。32歳になった。

"サプライズ誕生会"だ。1時間目の授業が終了するなり"SLOAN LOUNGEに皆集合! SERGIOの誕生日を祝います”との掛け声。(一瞬)ケーキには見えないケーキが用意されておりSERGIOも大喜びだった。
 
自分が今迄持っていた色眼鏡が原因なのだろう。海外の人間は日本人と比較すると"ドライ"だと思っていた。だんだんと自分の"座標"としていた"偏見"というか”知識"が変化している。

ケーキの味は?アメリカ的なパンチの効いた甘いケーキだった。ケーキの味は日本のほうが繊細だが、クラスメートに対する気の配り方の繊細さは米国の勝利だった。

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The Big Difference between Winner and Loser
スタンフォード大学経営大学院でPh.Dを専攻しているヤニフさんが書いているホームページで面白い内容が掲載された。イスラエル出身のユダヤ人のようである。

ユダヤ人は、歴史が証明しているように賢い。

勝者と敗者の違いを、”10つの法則”として紹介しています。何とか自分の考えは勝者側で安心しました。”しつこく” ”謙虚に”バランスの取れた人間がPh.D専攻のヤニフ(http://www.stanford.edu/~ykonchit/)さんに評価されているようです。

高校の国語の先生が"人間は同じ頭脳を持って生まれているので同じ環境で学べば差はつかない”と言っていたが、僕は絶対に”効率面での差"はあると思う。要は効率の悪いコンピューターを使って、優秀なコンピューターとの差が歴然であれば 選択肢がある以上、他の選択肢に時間や金や頭脳を投入し、社会にて各人が専門とする役割に”バランス”が生まれるとの結論である。

コンピューターはお金と時間を掛ければ、グレードアップは可能である。しかし、高いレベルのTIERでの比較をすれば差は縮まるが、差がある事には変わりは無い。又、金と時間を掛けて”それ”を行う事には常人ならぬ努力と忍耐が必要となる。

QOT

The Big Difference between Winner and Loser (added: Oct. 2004)

(1) A Winner makes mistakes and says: I was wrong
But a Loser says: it wasn’t my fault.
(2) A Winner credits his good luck for winning even though it wasn’t luck
But a Loser credits his bad luck for losing, but it wasn’t about luck.
(3) A Winner works harder than a looser and has more time
But a Loser is always too busy too busy saying a failure.
(4) A Winner goes through a problem and a loser goes around.
(5) A Winner shows his sorry by making up for it
But a Loser says his sorry but he does the same thing next time.
(6) A Winner knows what to fight for and what to compromise on
But a Loser compromise on what he should not and fights for what isn’t worth fighting for.
(7) A Winner says I am good, but not as good as I ought to be.
But a Loser looks down at those who have not yet achieved the position he has.
(8) A Winner respects those who are superior to him and to him and tries to learn from them; But a Loser resents those who are superior to him and tries to find fault.
(9) A Winner is responsible for more than his job
But a Loser says, I only work here
(10) A Winner says “There ought to be a better way of doing it”
But a Loser says why change it, that’s the way it has always been done.
One of life little ironies in the fact that when you finally master a tough job, you make it look easy.

UNQOT

日本語の訳が下のサイトからでも閲覧できます。

http://www.geekpage.jp/blog/?id=2007/8/29


Excelで学ぶ 意思決定論
Excelで学ぶ意思決定論 Excelで学ぶ意思決定論
柏木 吉基 (2006/01)
オーム社

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先輩の紹介で日本出国前に購入した勉強本。本の中で紹介される "Decision Tree"や"ゲーム理論"はビジネススクールでも基礎的に習得すべきナレッジである。

実際に、どのような業界で上記意思決定ツールが使われているかと言うと、コンサル(クライアントに提案する場合)やエンジニアリング系が多いようである。自分が勤めていた商社にて活用できるか否か考えたが、おそらく投資関連、時間やQualityを上げる為の大規模なコスト支払い、の際に役立つのではと思った。

しかし、意思決定をする際は、たとえ上記のツールを使うとしてもツールへインプットする情報が異なっていたり、偏見が入っていると答えも異なってくる。故に、何事においても行動を起こす前に”周囲の状況・状態”及び”アウトプットに影響するであろうファクターの認知”が必要だと思う。又、決定は早いほうが良い。”(我家でのモットーでもあるが)今日出来る事は明日やるな”である。

しかし、この本 驚きである。本を読む際は、その人のバイアスが掛かっているので必ず著者の名前を読むようにしているのだが、"柏木吉基"とある。大学時代は真剣に勉強しておらず、いつも出席番号の近い”柏大”もしくは”柏木吉基"のノートを借りていた。僕からのギブとしては”合コンの開催”等 頭脳を使わないイベント開催だった。

どうやら柏木は、アングラ卒業後に米国とヨーロッパで経営学を学び、現在は日産自動車で海外担当をやっているらしい。大学時代も中東とか旅していたので満足できるポジションにいるのだろう。

しかし、このような形で旧友の同行が知れるなんてなんとも珍しい。彼がこのサイトに気付いてくれれば同窓会でも開けるのだろう。
Pre-Term @ STANFORD
地獄のプレターム1週間目が終了。今部屋に帰ってきてホッと一息。今週始めに計画していた”毎日ブログは欠かさず”は全く守れていない。。。

とにかくHOMEWORK(宿題)が多い。ケースのレビュー、分厚い書類の一気読み、エクセルを使ってモデリング作成、等である。マイクロ経済、会計学、モデリングの3つの授業がものすごいスピードで進んでいく。MBA学生が時間を掛けてやる事をゴソッと短期間でやるわけである。つまり、マネージャー対象のSLOANプログラムだから、当然既にもっているスキルとみなしている。

アングラのMAJORが異なるアメリカ人でさえ悪戦苦闘している。もちろん、英語が母国語でない自分にとってはアメリカ人より数倍レビューに時間が掛かる。いくら日本人レベルで英語が出来ると言ってもアメリカに来れば英語がしゃべれる単なるアジア人。"TOEFLが高得点"なんて何の自慢にもならない。。。

うれしい事は、"STUDY GROUP"と言われる計7人から成るグループ。僕のグループは、アメリカ出身4人、メキシコ出身1人、ブラジル出身1人と僕の7人で構成されておりアジア出身は僕のみ。要は授業が始まる前にGROUPで不明な点の確認を行う仲間たちである。

授業が15時に終わり、17時くらいまでは与えられた部屋でディベート。その後は各人家に帰り食事を取り、19時くらいに再度集合。自分の家に帰れるのは22~23時。その後すぐ寝れれば天国だが、僕は平均睡眠時間4時間のハードな1週間だった。

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STUDYグループの紹介をします。

アメリカ出身:

アマンダ - スタンフォード大学出身。父親もSLOANで修士を取得している。ナイキ・ベトナムのトップを勤めていただけあり、リーダーシップは抜群。ちなみに、僕より多少年配の女性である。

カレン - とにかく会計、モデリングに長けているスーパーウーマン。UCLA出身。子供が幼いので家事と勉強の掛け持ち。

クーパー:爽やかなアメリカ人。独身。カーネギーメロン大学出身。エンジニアリング会社に勤めていた経緯もあり、理系的且つ論理的に物事を解決している。ロッククライマーであるとのことで、是非とも近日中に登山を一緒に楽しみたい仲間だ。

サラ:インド系アメリカ人。スタンフォードに近いベイエリアで自分で設立した会社を運営していたが、SLOANに合格したので会社を売り払って勉強しに来ている。頭脳は明晰だ。子供が生まれたばかりなのでTIME MANAGEMENTが大変らしい。

ブラジル出身のアレックス。南米出身なのでラテン的なバイアスで見てしまうが、とにかく優秀である。宿題の取り組み方、チーム全体のスケジューリング等イニシアティブをとってくれている。柔道に興味があるみたいなので、今度是非とも時間をとって色々と教えてあげたい。

メキシコ出身のガスタボ。この人だけは裏切っていない。僕が思うメキシコ人である。いつもテキーラを飲んでいるのではと思うほど発言や行動が酔っている。但し、集中力を発揮しているときのガスタボは別人。分析・解析能力が得意。今日も帰り際に、来週の月曜日(アメリカはLABOR DAYで休日)BBQをやるので俺の家きてサングリアでも飲もう♪だと。
チームの雰囲気を和ませるアミーゴである。

さて、土曜日から月曜日の3日間は、今週の復習、来週の予習をシッカリとやり、来週はブログを沢山書けるようにしたい。

これから、学校主催の SLOAN FELLOWSとPARTNERSのパーティー。1週間、睡眠時間を削り、稀に無い集中力(自分的には)で頑張ったので 美味しくお酒と食事を頂こうと思う。
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