STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
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国際社会の中での日本
米国に来て肌身を通して感じるのだが、アジア系で優秀な人が多い。人種的には、インド人、(香港も含めて)中国人、韓国人、シンガポール人、タイ人である。知識レベルが高く、流暢な英語をしゃべる。正直、現地人とあまり変わらないレベルである。

インド人や華僑は日本人以上にアメリカ人社会に溶け込んでいる。"インド人が如何にアメリカに溶け込んだかを学び日本人の米国での位置づけを活性化させよう”とのセミナーが最近サンフランシスコにて開催されていた。

国際的な経営コンサルであるHay Group(http://www.haygroup.co.jp/ )が発表した”世界の給料日における分析”によると、昨年のインド人の給与レベルは7.2%(管理職、専門職、経営幹部の3つのカテゴリーの平均値)上昇しているらしい。他国だと、インドネシアやベトナムで4%程度、シンガポールやマレーシアだと3%に届かないレベルらしい。給与が上がると言うことは、経済圏が活性化し、労働もしくは管理する人間の需要があるとのことである。

本日、MBA 2年生の日出間さんとキャンパス近くのスタバでお茶しながら色々と話した中で、

"何故(上記の)アジア系の人々はアメリカに来て経営学を勉強してアメリカに残るのか?“

との議題があった。両人の見解は一致で”日本人は日本に帰ることが可能。日本での給与レベルは高水準。あえて英語圏で比較的キツイ条件で英語が母国語の人達と競合して働くよりも、日本に帰って働くほうが効率的。一報で、他のアジア系の人々は、母国に帰りもらえる給与レベルが格段に低く、米国に残って働くことに必死なのだろう“との見解である。

日本社会は日本人を守っている。日本国内の事業でも敢えて海外のファンドに頼らずとも自国内にて完結できる経済力がある。我々がそのような恵まれた社会に居れるのも、今迄(戦後)頑張ってきた日本人に感謝するべきである。確かに日本語、日本の習慣、日本人的な考え、日本人的な風土、日本人的なビジネススキルで完結できるのであれば楽である。

しかしながら、このような守られた環境が永遠に続かないであろうと強く思う。日本社会にて完結できるから、敢えて海外に飛び出そうとしない。しかしながら、国際化が進む環境にて"日本語がしゃべれる"からリバレッジが効く環境は風化していくであろう。

であれば、外向きな仕事に拍車をかけるべきでないだろうか?日本は、世界中見渡しても 高い技術力、高い現場管理能力、勤勉な国民性 と多くの素晴らしい資産を持っている。但し、国際的に見てもハード・パワー、つまりは外向きに表現して説得する能力に欠ける。"相手が分かってくれるであろう。これだけ自分達が素晴らしいのだから認識されて当然だ“との甘えが思想の根底にある。確かに、そのような"謙虚さ”もしくはソフト・パワーにて現在の位置を確立している。

若い層が持つ“行動力、探求力、創造性"、日本を支えてきた先輩方が持つ”(現場密着型の)技術や現場管理能力“をパッケージとするビジネスフレームを海外に持つ出せたら"日本人の位置づけ”も変わるであろう。但し、定年に近いもしくは定年している先輩方に奮い立って貰う為にはどうすればよいのだろう。。。

日本の10年後、アジア社会の中での日本の位置づけはどうなっているのであろう?どうしてもポジティブに考えられない自分が居て、そこにビジネスチャンスを見出せるのでは?色々と悩んだ1日だった。
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