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STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
愛校心
昨日の大学フットボールはスタンフォード大学対南カリフォルニア大学。アウェーでの試合だった。

試合前の下馬評は、南カリフォルニア大学が41点差での勝利。。。つまり、圧倒的にスタンフォードに芽が無いとの評価だ。

確かに、当大学は今シーズン全米でTOP10の実力で、今シーズンの評価は全米No.1/No.2辺りである。スタンフォード大学は50~60位くらいと並レベル。どうやら米国ではTOP25に入らなければ話にならないらしい。(URL:http://sports.espn.go.com/ncf/abcsports/BCSStandings)

信じればミラクルは起きる。昨晩は夜中の1時近くまで大学内が騒がしかった。スタンフォードがアメフトの試合で得点すると独特な汽笛がなるのだが、漆黒のキャンパスの夜に汽笛が何度と無く鳴り響いていた。約1,000人近いファン(おそらくアングラの学生)が終結し、戦いを終えてロッカーに戻ってきたアメフト選手を激励した。

メディアも大騒ぎ。ニュースを見て興奮した。まるで自分が勝った様に。(URL:四つある画面の右上がスタンフォード戦♪ https://r.espn.go.com/espn/contests/07GameChangingPerformance/index?cmp=ncaarovchris) アメリカ国内の大学フットボールファンにもかなりのショックを与えている♪

待てよ、何でこんなに興奮しているのだろう。。。ちょっと考えてみた。これって愛校心なのだろう。スタンフォードに来て2ヶ月が経過した。

愛校心や愛国心や愛社心なるものはとても美しいと思う。不思議なエネルギーが湧いてくる。日本人に生まれて”日本・日本人の為に”と考えている際、自分を認めてくれた会社に対する愛社心、そして自分が学び生涯の友を当てえてくれた学校、予備校、そして教授陣、それらに対して何かしらの形で貢献したい、と思わせるのが”愛”だと思う。

面白いもので、渡米前は、普段はサラリーマンの格好しかしていなかった34歳の普通にそこらへんに居る”おじさん”が、キャンパスでは、"S"とかスタンフォードとか書かれているTシャツ、パーカー、キャップ、バックなどを着用している。

東京の都心に居たら間違いなく”浮く”格好である。しかしながら、僕の周りのおじさんやおばさんSTUDENTSのみならずアングラや修士課程の学生の殆どが自分の大学が書かれている何かを身に纏っている。

これから少なくとも8ヶ月、この大学で学ぶ。教授・先輩、後輩、そして同級生から色々と学ぶ。大学の周りの会社や研究室等から吸収するものも多くあると思う。

自分として、何をどのような形で貢献できるのか、じっくりと考えてみたいと感じる休日でした。
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