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STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
火曜日のイベント TMS
毎週火曜日は早朝から夕方5時までビッチリと授業が詰まっているが、授業が終わるとTMSというイベントがあり更に2時間ほど時間が奪われる。と言っても非常に貴重なイベントなので殆どの人が出席する。

TMSはTop Management Seminorの略で、世の中の成功者が、わざわざスタンフォードのスローンの為に自分が経験した苦い経験、成功の秘訣、将来のビジョン等を話してくれる。中にはスローンの卒業生で成功している実業家も居る。

冬学期はすばらしい顔ぶれがそろっている。先月から既に5人訪れているが、中でもアメリカ人が緊張して向かえた人は元国務長官のMr.George Shultz(URL:George Shultz)だ。自分の無知が恥ずかしくなる瞬間だが米国の政治・歴史を知っている人であれば身震いがするほど会えることが光栄なのだろう。

インフォシスの創立者であるMr.Narayana Murthy(URL:Narayana Murthy)、シーベルの創立者であるMs.Pat House(URL: Pat House)、Success Factorsの創立者でスローンの卒業生でもあるMr.Lars Dalgaad(URL: Lars Dalgaard)等が訪れた。

成功までの道のりが容易なものでなく、如何に成功する事をイメージして自分自身のみならず周囲の人間をドライブしたのかが感じられる。目標に向かって必要なリソースの調達、社員もしくはパートナーが効率的に働けるような環境作り、運転資金を枯渇させない為の資金集め、非常に泥臭い世界を経験したからこそ今の成功があるのだと思う。このような成功者のスピーチの中でよく登場する言葉で”meritocracy"がある。日本語で言えば”実力主義”とか”実力で成功をおさめる"との意味である。

自分自身に対するプレッシャー、社内環境の質の向上の為に必要な言葉もしくは精神なのだろう。運だけで成功しているのではなく緻密な計画、将来ビジョン、ビジネス戦略が有ってこそ成り立つ立派な言葉なのだと思う。

起業系の授業で仲間4人とプロジェクトを行なっているが、ゼロからのビジネス構築が以下に難しいのかを目の当たりにする。アイデアは沢山出てくるが、殆どのアイデアは欠点が見つかり消えていく。確かに簡単に思いつけばビジネススクールに長期に渡り通う必要も無いだろう。

最近仲間と一緒に行なっているのだが、些細な事でもよいから”これって不便だなぁ”と思いつくことをメモする習慣をつけている。これが面白い事にビジネスチャンスに繋がる話題となる。

話が戻るが、TMSでも色々と吸収したい。どうやら来週はウォルマートのCEOのMr.Lee ScottがTMSに訪れる。そして、来週の木曜日はビル・ゲイツがスタンフォードで講演もする。ワクワクな週だが、中間試験前後で、やるべきことも山ほどある。。。
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