STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
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老子の教え
僕が大学生(アングラ)時代だったと思うが、”清貧の思想”という本が大流行した。バブルがはじけた直後という事も有りタイミングがよかったのだろう。筆者は中野孝次さんだ。1994年に他界したが、上記の本が日本人に与えたインパクトは非常に大きかった。

昨日風呂に入りながら彼の”足るを知る”との本を読んだ。

財産・名声・地位などを求める欲が幸せになる邪魔をする。日本人が過去に大切にしていたが既に死んでしまっている言葉の中から筆者が最も大切だと考える”知足(ちそく)”と言う思想を紹介する。

大量生産・大量消費・大量廃棄による経済発展を終えて生活習慣や人間の精神を見直すべきだとの論調である。足ることを知りながら自由な精神でクラス生活や、信念を貫いて生きる人々をとおして考えさせられる本当の豊かさと幸福に触れる。めまぐくしく変化する現代社会におぼれないで、己をみつめて充実した豊かな生活を送ることを訴えている。



足るを知る  自足して生きる喜び (朝日文庫)足るを知る 自足して生きる喜び (朝日文庫)
(2004/07/10)
中野 孝次

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勉強(受験)でも仕事でも競争社会におり、常に勝つことだけを考えていた自分にとって、どこまでこの考えを許容できるかは非常に疑問であるが、おそらく許容範囲が狭かったら人間的には小さいのだろう。

”足るを知る”の本の中に老子の言葉が引用されていた。


人よりも遠くを見ようとつま先立ちする者は、しっかりと立っていられない。
人より速く行こうと大股で歩く者は、遠くまで歩けない。
自分で自分をひけらかす奴は、かえって光らない。
自分で自分を正しいとする奴は、かえって正しさが現れない。
自分でしたことを自慢する奴は、かえって信用されない。
自分で自分の才能を誇って尊大にかまえるような奴は、人の頭に離れない。
こういったことはどれでも、根本的な”道(タオ)”の目から見れば、
”余計な食い物、余計な振る舞い”であって、誰もがそれをにくむだろう。
だから ”道”に生きるものは、けっしてそんなまねはしないのだ。

(”老子”第22章)


非常に考えさせられる言葉である。
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