STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
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東海岸トリップ
月曜日の早朝便でサンフランシスコを出発し、アメリカ合衆国の首都であるワシントンに到着。

ワシントンは昨年始めにバージニア大学とのインタビューの際にトランジットの為訪れたが、真剣に街を見るのは初めて。ワシントン記念塔、ホワイトハウス等テレビの画像では何度も見ている光景を実際に肉眼で見る事ができた。

流石にアメリカの首都だけあり、非常に大きなスケールでの設計がされている気がする。ワシントン記念塔の高さや、周囲の空間の広さにアメリカの広大さを感じた。気温は非常に低く防寒具が必要だが、既に桜が満開で清々しい印象を受けた。

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ワシントン滞在の2日間でバーナンキ連邦準備理事会議長、ヘンリー・ポールソン財務長官、IMF高官、アメリカ郵政公社社長等との面談を終えた。アメリカ経済のみならず世界経済への与えるインパクトを考えながら金融政策や財政政策を打ち出している事を上記の高官達との面談を通して感じた。

理系出身なので経済に関しては詳しくなかったが、マクロ経済を勉強した為か理解力は深かった。世界のリーダーが如何にメッセージを伝えるかを受身の立場で、直接、経験する事ができた。自分の人生でも2度とは無い経験だと思う。アメリカ経済が大変な時期にバーナンキとポールソン両名に会えたのは奇跡的だった。時間を割いて我々に話をしてくれた両者には非常に感謝だ。

本日の夕刻に列車にてニューヨークへ移動。久しぶりの大都会だ。初めてニューヨークへ来た際には摩天楼や自由の女神像等行きたい所が沢山ありワクワクしたが、今回到着した後感じたのは、街の混雑さ、ビルの高さ、人の多さ、空気汚染、騒音等が非常に目立つ。

どうもパロアルトの農園に長く住みすぎたらしい。。。カリフォルニアの太陽が恋しい。
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冬学期終了!
本日の昼までに提出のマーケティングのファイナル・ペーパーで昨晩も睡眠時間は数時間。本朝も早起きで何とか提出するまでの形に仕上げた。2日前にファイナスの試験が終了し、気を抜いた為か風邪をぶりかえし、しんどい日々だった。

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マーケティングのファイナスレポートは、ブランソン氏が率いる英国の有名ブランドであるバージングループ傘下のVirgin Mobile USAの米国進出のケースに関するレポートを作った。5C(Context, Customer, Competition, Collaborators, Company)を使って市場分析、STP(Strategy, Targeting, Positioning)を使ってプラニング、4P(Product, Promotion, Place, Price)を使い遂行と、マーケティング戦略では当たり前のフレームワークを使ってのレポート。フレームワークに如何に魂を吹き込むか、如何に現実で役立つ戦略とするかの集大成。自分のみならずチームメンバーそれぞれが持つ異なる業界の経験を基にフレームワークに魂が吹き込めた気がする。

自分ひとりで同じレポートを作成すれば数ヶ月はかかる代物が、チームメンバーと協力することで数週間で仕上がる。チームワークが生み出すシナジー効果を堪能できる何とも気持ちの良い瞬間だ。本日昼の提出後は皆で抱き合って成果を称え合った。

試験とレポートを全て終わらせて、ふと冬学期を振り返ってみた。秋学期と比較するとスケジュール管理がうまくなった気がする。故に、自分自身に余裕も出来、更に自信もついた。リーディングの量(毎週、平均ケースを8個ほど)が増えて、クラスメートの勉強に対する熱が上がり、かなりタフな学期でもあった。レポート作成に費やすエネルギーや時間が増えたので、故にクラスメートとスタディールームに篭る時間も増えた。秋学期とは異なるクラスメートとの時間の使い方が出来た気がする。

さて、残すところ春学期のみ。来週は東海岸へスタディートリップで春休みは潰れる。


春学期に向けてエネルギー補給。
アクセス1万件突破!
おそらく喜んでいるのは僕だけだと思うが、サイトの一番下に表示されるカウンターが1万件を超えた。

このブログを立ち上げたのが去年の6月だから、9ヶ月で1万件に達した事となる。単純計算で割り算すると1日に約40人アクセスしてくれている事になる。

ブログ立ち上げ当時は全くアクセスが無かったが、最近は、シリコンバレーやら、スタンフォード大学やら、ビジネススクールやらに興味を持ってくれている人が増えているみたいで、多いときで1日に100件を超えている。最近はアフリカに位置する名も知らない国で活躍しているビジネスマンや、米国に留学している20代前半の学生から励ましのメールをもらった。ブログにコメントしてもらったり、直接メールをもらったりして、それが非常に励みになる。

かみさんも最初は興味を示してなかったが、最近は電話で会話しているとブログに記載した事を話したりする。最近は、しっかりと見てくれているようだ。

卒業式まで3ヶ月丁度となった。来週は期末試験やレポート提出に終われるのでブログのアップが疎かとなる可能性が大であるが、春学期は、学生生活のみならず、シリコンバレーで活躍する企業等多くの事を書き続けたいと思う。
東海岸トリップ
MBA2年生は既に昨日試験や授業を終えてキャンパスから居なくなった。普段は多言語が飛び交う騒がしい場所だが、人が居なくなると、当たり前だが、かなり殺風景な場所に変身する。孤島に取り残された難民のような気持ちだ。

つまり、我々スローンとMBA1年生がキャンパスに残されている格好である。とはいえ、3月19日から春休みとなる。MBA1年生はスキーだのハワイだの計画を立てている。 我々スローンは、というと、悲しいことに春休みが無い。。。と言うのも学校行事である Study Tripで米国東海岸のビジネスリーダーや政府高官と会う為だ。

本日、Study TripのOverviewを昼休みに行った。

FRB ChairmanであるMr. Ben Bernanke(URL:Ben Bernanke)、USPのCEOのMr. John Potter(URL:John Potter)、Ernst & YoungのCEOであるMr.Jim Turleyを含めて計10人との面談を4日間でこなすかなりタイトなスケジュール。ワシントンからニューヨークへの移動も含めての行程だ。

相手が相手だけに高度な質問が要求される。クラスのみんなで質問内容の検討をしないと。。。


世界を動かしているすばらしい方との面談も楽しみだが、僕が楽しみにしているのは、Study Trip解散場所のNYCにて、以前働いていた商社の同期(駐在員)との夕食、入社時に鍛えてもらい現在事業会社の社長を勤めている先輩との昼食だ。久しぶりに日本語で深い話が出来そうだ。
Last Lecture
キャンパスでは沢山の出来事から春の訪れを感じる。日照時間が延びたり、コートが不要な天候となったり、カリフォルニアには似合わない雨季が過ぎ去ったり、沢山の花が咲き誇ったり。しかし、時間の経過は早いもので冬学期も終わりに近づいている。

今日は、起業系の授業、ファイナンスの授業、マーケティングの授業、3つの冬学期の授業の最終レクチャーだった。12年間ビジネスを行ってきたが、どの分野においてもアカデミックな知識は皆無に近かったので色々とフレームワークを教えてくれた教授に対しては感謝の気持ちがある。

その中でも、自分の将来のキャリアーに非常に関わりを持つであろう起業系の授業”Entrepreneurship and Venture Capital"の最後の授業は感慨深いものであった。

本日がSummary Dayと言う事もあり、今まで授業で教わったことの纏めや、今後ビジネススクールを卒業して、新しい進路に進む我々に対し”贈る言葉”をくれた。非常に多くの言葉が有ったが、これから自分がいつも一緒にいたい言葉があった。

1. If your company has caught a wave, think clearly enough to realize it and thank God for it. Don't be fool enough to think you caused the wave.
2. Continue to learn. "It's what you learn after you know it all that really counts".
3. In an era of commercialism and rampant greed, you need to be reminded about the powers of idealism, community, diversity and self-respect.

今までの人生、かなり楽観に生きてきたが、半年以上この土地で過ごして痛切に感じていることを彼がそのまま代弁してくれた様に感じる。


来週の期末試験やレポート提出は依然として残っている。
自分の夢
クラスメートから教わった。

米国でも名門のカーネギーメロン大学のRandy Pausch教授が積極的に行っている”Last Lecture"を撮影したものだ。癌により体をむしばられ寿命が短いことを知りながらも、毎日生きていることに喜びを感じ、死ぬ前に周囲に居る人間、自分の子供たちにメッセージを送りたい、とのすばらしい精神力の持ち主だ。

本当に見るに値すると思う。

URL:Randy Pausch
ソーシャルネットワーク
日本のみならず世界にて多くの人が使っているソーシャルネットワーク。日本ではGREEやMIXIが有名だが、アメリカを含めて英語圏では圧倒的にFacebookが人気である。

これまでに、Facebookでは20万人の開発者が1万6000のアプリケーションを作り出しており、ユーザーを虜にしている。1日Facebookのサイトに居ても飽きない人が居たり、”趣味はFacebookです”と言っている学生も居る。残念ながら日本語版は存在しないが、英語がある程度できるのであれば十分楽しめる。僕のクラスメートの大半は登録済だ。

昨年末にサンフランシスコで行われたWeb2.0の会議で伝説のベンチャーキャピタリストであるJohn Doerr(URL:伝説のベンチャーキャピタリスト) が質問を受けていた”これだけ儲ける企業に出資しているのに何故Facebookには出資していないのか?”と。。。彼からの回答は”今まで出資している企業(Google, Yahoo, Friendstar)とコンフリクトを生じる。特に、Friendstarのトラフィック量は業界14位だし、優秀なスタッフが頑張っている。彼らを殺すような行為はしない。”と言っていた。

最近マイクロソフトがFacebookに出資をし、Googleとの対峙関係が明確となっているが、昨日のニューヨークタイムズの記事(URL:Facebook VS Other SNSs )も両者の緊張した関係が読み取れる。John Doerrの昨年の発言の裏には、Facebookとの真っ向からの勝負の計画があったのだと感じた。

どうやら、ソーシャルネットワークサイト(SNS)向けAPIであるGoogleの「OpenSocial」は現状の参加グループであるMySpace、Plaxo、Bebo、hi5 Networks、orkut、LinkedIn、Six Apart、Oracle、Salesforce.com、Ningに加えてYahooがさんかするようだ。これにより、主要なソーシャルネットワーキングプラットフォームの中でOpenSocialグループにまだ属していないのは、事実上Facebookだけということになる、との事だ。

世の中は効率の良い方向に流れる。但し、その流れがうまくする間ない場合がある。たとえばPC業界で起きたマイクロソフト対アップルコンピュータの様な、もしくはビデオテープでソニーがベーターマックする出惨敗したような悲惨な結果がそれを物語っている。SNSの世界でも近いうちに明確に勝者と敗者が見えるかもしれない。
さくら
桜が満開。

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しばらくボーッと桜を見ていて思ったのだが、桜の花の蜜を求めて蜂が忙しそうに飛んでいる。日本の桜にも虫は蜜を求めて来るだろうか?今まで意識して見ていなかった為か疑問となった。

以前、と言っても小学生か中学生の頃だが、科学か理科の授業で昆虫と植物は相互依存の関係にあることを学んだ。蜂等の昆虫は植物から栄養を得る代わりに、昆虫は植物の受粉を助ける、とかそのような関係だ。植物と昆虫が話し合ってルールを決めれるはずが無いのに、相互依存の関係が構築されている。世の中、うまく構成されているのだと”神の存在”を信じたくなる瞬間だ。(僕自身、宗教は全く興味がありませんが。。。故に宗教関連の話がクラスメート間で出ると村八分状態。)

しかし、この周辺にある桜は明らかに”ソメヨシノ”ではない。桜の花の色や樹木の皮膚の感覚が違う。以前、先輩から”ソメヨシノは人工の桜だから種から芽は出ない”と聞いたことがある。観賞用にきれいなピンク色の桜を人工的に創り、染井という集落でつくられたから”染井吉野”だと言っていた。

人工の桜だから虫が受粉活動をしない? 是非とも来年は日本で桜鑑賞が出来れば、観察してみたいと思う。
サマータイム
昨晩はスローンのインドバーティーだった事もあり、本日は、ほぼ一日部屋で勉強。期末にかけてプロジェクトやレポートやら試験準備やら大変。時間の効率的なアロケーションが必要となる。

先ほど、クラスメートで同じ寮にすむ3人で集まり、デザートをご馳走になった。ほんの30分ほどだったが、色々な話で盛り上がった。その会話の中で、”K2 そういえば今日Daily Light Savingだったの知っている”と言われた。最初は節電の話でもしているのかと思ったが、話しているうちにサマータイムが本日から実施されることだと認識。

昨年末、冬時間に移った際、つまり、サマータイム解消の際は1時間睡眠時間が延びたが、今回は1時間早まるので、今日は、1日23時間しかない。

先ほど勉強していて2時間がアッと言う間に過ぎたので、かなり集中して勉強できたと思ったが、どうやら思い過ごしのようだ。。。

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本日のに中の気温は23度まで上昇した。半そで半ズボンの季節の到来だ。
先輩の帰国
スローン2007、つまり我々の1年先輩で、卒業後にスタンフォード大学で客室研究員として約半年勤めていた先輩が帰国するとの事で、昨晩、スローン2008の日本人学生5名と先輩の6名で食事をした。お決まりのように、この地域ナンバー1の寿司屋である”JINSHO"(以前にも紹介したNOBU NYKで修行した板前さんの居る店。URL:JIN SHO)へ足を運んだ。

いつもMENTOR的存在で身近にいらっしゃった先輩が帰国となると、寂しさを感じる。何かひとつの時代が終わったような、そんな感覚だ。我々後輩である5人は色々な場面でアドバイスをもらった。その中でも僕が一番お世話になったと思う。留学直後、車を購入していない数ヶ月は、週末に買い物に連れて行ってもらったり、美味しいお店に連れて行ってもらったりした。又、食事の際にはスローン学生生活の醍醐味や教授攻略法などを伝授してもらった。

”悔いの残らないように、残り4ヶ月弱の学生生活を送ってください。春学期になれば勉強量も(多少)減るので勉強以外のアクティビティーを通して何かテイク・アウェイできるように!” そんな言葉を最後に歓送会的な食事は終わった。

しかし、日本人学生5人が集まり食事を一緒にしたのは、おそらく5ヶ月ぶりくらいだと思う。普通であれば、せめて1ヶ月もしくは2ヶ月に1回くらいは、日本人同士が固まって食事をする機会もあっても良いものだが、どうやら長い期間無かったみたいだ。逆に考えれば、”日本人同士で固まる”とのイメージをネガティブに考えて皆が行動してきている反映ともとれる。久しぶりに日本人的な環境での会話を通して、日本人同級生のビジョンに変化を感じ、帰国を意識して行動し始めていることを感じた。僕以外は社費派遣なのでアメリカに残るか、他国へ移るか、日本の本社に帰るかの選択に迫られているようだ。

何はともあれ、残り少なくなってきている学生生活。。。就職活動、ネットワーキング、専門性を高めたい分野の勉強、等色々とやりたいことはあるが、しっかりと予定通りのテイク・アウェイが出来るように1日1日を過ごそうと思った。
青春支援企業
青春支援企業 ドリームインキュベータは挑戦する青春支援企業 ドリームインキュベータは挑戦する
(2007/02)
山田 清機

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サンフランシスコで行われた、ドリームインキュベータのプレゼンテーションに昨年末出向き、この本を頂戴した。この本が、本棚で眠っていることに気づき先週時間を見つけて読破した。

この会社の採用プロセスも面白いが、元ボストン・コンサルティングでドリームインキュベーターを立ち上げた堀さんが作り上げたユニークなビジネスフレームを持って日本社会を変えようとする熱血な少数精鋭たちのお話。

臨場感があり、非常に読みやすい本だと思います。
ヨーロッパでのビジネス
最近、就職活動で色々な業界の人と話す機会がある。学生故の特権だと思う。

アングラ卒業後の就職活動は、2週間程真剣に就職活動を行ったのみで、正直、色々な業界の人と学生の立場で話す機会は少なかった。”発展途上国に発電施設を作り、街を明るくする”との商社マンの言葉に惹かれ、商社以外まったく興味が無くなったからだと思う。

起業系の授業でシリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)がヨーロッパにて成功したケースを勉強した。ベンチマークというシリコンバレーでは有名なVCで、ヨーロッパの次はアジアということで中国に投資するか否かのケースだった。

中国の話はさておき、ヨーロッパに関してこのごろ非常に興味深い情報が入ってくる。自分が東南アジア一色のビジネス経験だからかもしれないが、ヨーロッパは思った以上に面白い市場だ。最近は二酸化炭素排出権で世界をリードしているが、興味があるのは経済の構造だ。

自分がビジネスを共に行ったヨーロッパ企業は大企業が多いが、実際の経済復興の立役者は中堅企業であり、日本経済の大企業牽引型の構造とは全く異なるらしい。

優れた中堅企業1,200社のみを見ても、1995年からの10年間で雇用の創出で言うと中国並みの年率9%の成長を遂げており、又、経済復興の牽引役となっている輸出は世界の大国と比較しても強さは目立ち、売り上げでみると上記10年間で150%増と驚異的な数字だ。世界的なシェアも伸びているという。特許数に関しての統計も従業員1,000人に地足手30.6件とすばらしい数字であり、R&D費用が如何に効率的に結果を生み出しているかがわかる。VCがヨーロッパで成功した根底には、このような起業家を鼓舞するビジネス環境が整っているのだろう。

今日の起業系のクラスで海外進出に力を入れているVCのパートナーの人と話す機会があったが”日本経済は大企業牽引型であり、政府も起業に対する保護や補助が足りない”と言っていた。間接的にしか日本を見ていない人だと思われるが、かなり凹むコメントだった。当たり前のように出てくるインドや中国に加えて、イスラエルやヨーロッパでのポートフォリオを視野に入れている。

日本は、GDPで言えば世界2位の経済大国であるが、大企業が大きな力を持ち、新しい企業が育ちやすい環境に無いのは確かなのだと思う。それで裕福な生活レベルを保っているが、安心できない要因は多々あると思う。実際に日本企業のマーケット・キャピタルの低さが、将来への不安を暗示している。株価はファンダメンタルと需要で決まるが、日本企業であればファンダメンタルが株価に反映するほうが大きいと思うので尚更だと思う。

自分たちのビジネスを守ろうとするが為に、内向的になりがちで国際競争から取り残される可能性が大きい日本。しかし、いずれにせよ、近い将来、僕たち若い層が将来日本を支えていかなければならない。その為には、過去の日本人が取り組んだように”チャレンジ精神”を保ち本当の競争に立ち向かっていかなければならないのだろう。強い意志を持ち、創造力を磨き、それを実行に移してフレーム化していく。島国根性でも良いから真っ向から勝負できる日本を創ってみたい。

マイクロファイナンス
貧しい人は頑張っていないからいけないんだ、汗水たらして頑張れば貧しくならない、と子供のころ思っていた。ゆえに、貧しいといわれているアフリカ、アジア、南米の人達は甘えており、そのような人に寄付などしても更に怠けるだけだ、と思っていた。

政治、経済等の一般的な知識を持っていればこのような考えにはならない。但し、上記の思想も完全に間違っているわけではない。東南アジアでさえも土着人を優遇する制度があり、仕事が出来る身体を持ちながら仕事をせずに裕福に生活している人も居る。つまり、その制度が怠けさせるシステムとなってしまい当初の目的とかけ離れている。

マイクロファイナンスをウィキペディアで調べてみた。”Microfinance services are financial services that poor people desire and are willing to pay for. The term also refers to the practice of sustainably delivering those services. More broadly, it refers to a movement that envisions “a world in which as many poor and near-poor households as possible have permanent access to an appropriate range of high quality financial services, including not just credit but also savings, insurance, and fund transfers."とある。

最近、ノンプロフットのクラスメートからノンプロフットであるNURU Internationalのサイトを紹介された。(URL:NURU International) おそらくアフリカの言葉だと思うが何とも心地のよい歌声が聞こえる。楽器は使わずに歌っている。星が瞬く夜空の下で、焚き火を囲ってアフリカの人が歌っている映像が鮮明に浮かんできそうな、そんな歌だ。現地の言葉で”NURU"は”光”を意味するらしい。暗闇に小さな光をともしましょう、とのスローガンのようだ。

NURUの目標は、貧しいコミュニティーが、自分達の手でより良い生活を手に入れられるように助けることだと。要は、彼らに必要最低限の補助(教育、医療、衛生、食料、等)を行い、彼らが自らの手で”貧困”から抜け出せられるようにしてあげるのだという。又、貧困は複雑な要因から起こることであることよりも、集団的、且つ総合的に彼らが自立できることを目指しているようだ。

極貧であれば、その日を如何に生きるかが切実だ。清潔な水もないだろうし、まして食料も無い。子供が生まれても喜びより苦しみが増えるのだろう。想像できない。。。

しかし、何不自由なく生きている我々の視点で非常に貧しい人々が望むものが本当にわかるのか、離れすぎている生活レベルの人々が変えようとしている世界は、彼らを本当の意味で幸せにするのだろうか?多少疑問はある。おそらくNURUが行っていること、彼らのゴールを見ると、その懸念をしっかりと持ち合わせて活動しているのだと思った。

特にアメリカに来て思うが、ビジネスで成功すると、それを世の中に還元する人が多い。マイクロソフトのビルゲイツや有名な投資家のバフェット、ハリウッドで活躍している人達も色々な形で世の中に自分たちの富を還元している。金銭的に富んで、心も富んでいる、すばらしいと思う。

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自分の偏見かもしれないが、貧しい国の子供たちの笑顔は、非常に輝いて見える。初めて出張でミャンマーに行き数ヶ月滞在したときも同じことを感じた。ビジネスを通して自分の身の回りの生活を豊かにすることも良いが、今後ますます広がる貧富の差を考えれば、恵まれない環境に生きている人々に何かしらの形で手助けをすることも、今後、必要になってくるのだろう。
INFLUENCE
Influence: Science and PracticeInfluence: Science and Practice
(2000/06/29)
Robert B. Cialdini

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秋学期のOrganization Behaviorにて推薦資料として紹介され、授業でも数回使われた。

”言葉は武器である”との言葉があるが、この本は”影響力の武器”と訳されている。科学的に証明しつつ、実際に日常的に行われている身近な事柄を参照して、如何に自然に人間が誰かの影響下となっているのかを非常にわかりやすく説明している。筆者がセールスマン等を通して経験した説得するすべも紹介している。

アメリカ国内の現象のみならず、中国や日本に関わる事で筆者が”影響力”を与え術として使える題材を取り入れている。おそらく、マーケティング戦略で悩んでいる人、組織の中で説得力が不十分で悩んでいる人、逆に他人から影響を受けやすく自分を守る術を知りたい人にお勧めの本です。

懐かしかったのは”タッパウェアーの販売戦略” これは日頃”友人面”している人にも注意を払わなければならない、もしくは、このような社会心理的な行動を利用しての巧みな商品販売を説明している。確かに”希少性”に飛びつく行動はめずらしくないし、商品の市場価格が明確でないとこの商品戦略は簡単に成功するのだろう。

既に100万冊刷られているベストセラーのようです。
米国留学生
社費派遣の日本人留学生からメールをもらった。日本からの米国留学生が減っているとの統計があるとのことだ。

どうやら早稲田大学大学院の川本教授のコラムからの情報らしい。(URL:ファイナンス教授

共感できる視点が多数ある。

:今後の時代を担う人材の質を維持できるか?今後を担う子供達の学力を維持できるのか?
:日本が経済のグローバル・リーダーとなるための、更なる国際的な人材確保の育成を追求。
:日本人の近年の「内向化」の傾向は大きな心配の種。
:国際的に活躍する日本人が増え、企業が国際展開をしない限り、経済に明るい展望は開けない。
:人気企業でさえ真の採用の多様化(ダイバーシティ)にはまだほど遠い。
:今後も優秀な日本人は海外に流出し続けるだろう。

上記が共感できる点である。どうやら、川本教授はオックスフォード大学で経済学修士を取り、3大戦略コンサルの1つであるマッキンゼーにて国際的な舞台で活躍した後に現職のようだ。マッキンゼー時代に海外駐在を長年経験しており外から日本を深く見ていたようだ。

現状の日本・日本経済圏を日本人の目でポジティブに見れば、すばらしい市場だ。日本語が話せることがレバレッジとなり日本人にとってビジネスへのエントランスは優位であり、企業に勤める中で日本人であることの優位性は保たれる。会社に入ればパフォーマンスが悪いから解雇される例も稀であり給与も平均的に他国と比べて高い。多くの日本企業に見られるとおり、会社内部組織は日本人中心。海外に多くのオフィスを構えていても、殆どが日本人中心に動いており、その海外組織は日本に位置する本社の中央集権的な組織の元で機能している。

日本に対して、もしくは日本市場に対して興味を失った場合には人材は外へ流出する。日本語のリバレッジが効かない市場への流出だから、技術力のある人間、もしくは海外経験が豊富で日本語以外でもコミュニケーションの取れる人間が先陣となるのだろう。

日本という国が経済大国となったのは、戦後の日本を支えてくれた方々のおかげだ。これは絶対に否めない事実であり、その苦しみや努力の度合いは想像を超えるものだと思う。但し、その恩恵をどこまで持続できるのかは、現状の急速なグローバリゼーションを考えると時間の問題であり、近い未来に期限切れが来る可能性は高い。

現在の社会は、技術の発達により、高速で物や人が移動でき、情報量が増え、規制緩和が抜本的に行なわれ、世の中の常識がものすごいスピードで変化している。このような事が、グローバリゼーションの枠の中で行なわれており、無視できないし、更に日本にとってはケアすべき事なのだと思う。このグローバリゼーションへの理解は留学して大きく変わった。内向的となり外から日本を守る為に壁を作っても、しっぺ返しは必ず来るし、時間は取り戻せない。

留学する事のみが国際的な人材を育てる術でない事は確かである。しかし、国際的な仕事の経験が豊富であっても、実際に海外の大学で学ぶ事により見えてくるものは有る。仕事を通して得る国際性はダイバーシティーとの観点では限りがあり、仕事という枠が限られていることが理由だと思う。又、どうしても自分の会社の利益本位で物事をプロセス化するのも理由だと思う。

留学とは話が異なるが、日本国内の教育も、更に、抜本的に見直す必要が出てくると思う。これから育つ子供達を(ある程度の時期まで)育てる大人、つまり我々親の世代への再教育が必要となる時期も来るのだと思う。

人材の流動化を活性化させるべき。決して、人材を枠の中にはめ込み外部流失しないようにプッシュする行動は取らない。難しいが、そのようなビジョンを持てるようになる事も課題なのかもしれない。
クラスメートとの朝食
先月から誘われていたのだが、今朝、クラスメートの家で朝食を御馳走になった。
朝10時に手ぶらで独身寮に住むロバートが作るアメリカン・ブレックファーストを御馳走になった。

ベーグルかマフィンに目玉焼きとフレッシュな野菜とカリカリのベーコンを挟んで食べる。海外出張中に食べるアメリカン・ブレックファーストやらコンチネンタル・ブレックファーストのイメージだ。温かいコーヒーと共に堪能させてもらった。通常、朝食は1人なので楽しいひと時でもあった。

ロバートは元々オランダで生まれ育ったようだが、ハーバード大学で学士を取り、起業したりベンチャーキャピタリストの職歴を経てスローン・プログラムに参加している。プレタームで隣の席だったので非常に親密に接してくれる。スキー(エクストリーム系)も大好きで趣味も合う。

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食事中に質問した。”アメリカの家庭、例えば母親の料理はどのようなものがあるのか?つまり、アメリカの家庭料理は何なのか?” しばらくの沈黙の後、ロバートの回答: パスタ、ミートローフ、ミートボール、グリルした魚、スパゲテイー…等、だそうだ。

それってヨーロッパの料理では? アメリカを代表する食事 ”アメリカ料理”は確かにイメージが沸かない。どうしても”ファースト・フード”が世界一おいしい国だとのイメージが高く、それは”料理”では無いとの僕の定義だ。ハンバーガーやホット・ドックは格段においしい。

数百年の歴史しか無い国だから仕方が無いのかもしれない。歴史の浅さを知ると共にアメリカが持つグローバルな視点でのスケールの大きさ、ポジショニングの確実さに感銘を受ける
The Entrepreneurial Venture
The Entrepreneurial Venture (The Practice of Management Series)The Entrepreneurial Venture (The Practice of Management Series)
(1999/04)
Howard H. Stevenson、Michael J. Roberts 他

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全く起業関連に携わっていない人でも大きなピクチャーは描けると思う。細かくセクションわけして、我々の疑問を消してくれるように構成されており、各セクションの最後に自分自身で纏めができるように該当する内容の質問が設定されている。

HBSの教授陣が編集。ベンチャー企業を立ち上げたい人、ベンチャーキャピタリストを目指す人にお勧めの本です。学校の授業で推薦の本です。
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