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STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
ソーシャルネットワーク
日本のみならず世界にて多くの人が使っているソーシャルネットワーク。日本ではGREEやMIXIが有名だが、アメリカを含めて英語圏では圧倒的にFacebookが人気である。

これまでに、Facebookでは20万人の開発者が1万6000のアプリケーションを作り出しており、ユーザーを虜にしている。1日Facebookのサイトに居ても飽きない人が居たり、”趣味はFacebookです”と言っている学生も居る。残念ながら日本語版は存在しないが、英語がある程度できるのであれば十分楽しめる。僕のクラスメートの大半は登録済だ。

昨年末にサンフランシスコで行われたWeb2.0の会議で伝説のベンチャーキャピタリストであるJohn Doerr(URL:伝説のベンチャーキャピタリスト) が質問を受けていた”これだけ儲ける企業に出資しているのに何故Facebookには出資していないのか?”と。。。彼からの回答は”今まで出資している企業(Google, Yahoo, Friendstar)とコンフリクトを生じる。特に、Friendstarのトラフィック量は業界14位だし、優秀なスタッフが頑張っている。彼らを殺すような行為はしない。”と言っていた。

最近マイクロソフトがFacebookに出資をし、Googleとの対峙関係が明確となっているが、昨日のニューヨークタイムズの記事(URL:Facebook VS Other SNSs )も両者の緊張した関係が読み取れる。John Doerrの昨年の発言の裏には、Facebookとの真っ向からの勝負の計画があったのだと感じた。

どうやら、ソーシャルネットワークサイト(SNS)向けAPIであるGoogleの「OpenSocial」は現状の参加グループであるMySpace、Plaxo、Bebo、hi5 Networks、orkut、LinkedIn、Six Apart、Oracle、Salesforce.com、Ningに加えてYahooがさんかするようだ。これにより、主要なソーシャルネットワーキングプラットフォームの中でOpenSocialグループにまだ属していないのは、事実上Facebookだけということになる、との事だ。

世の中は効率の良い方向に流れる。但し、その流れがうまくする間ない場合がある。たとえばPC業界で起きたマイクロソフト対アップルコンピュータの様な、もしくはビデオテープでソニーがベーターマックする出惨敗したような悲惨な結果がそれを物語っている。SNSの世界でも近いうちに明確に勝者と敗者が見えるかもしれない。
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