
トルネード投法の野茂選手がメジャーの門を開いて続々と日本人有力選手が海を渡りベースボールの国であるアメリカにて活躍している。
松坂投手が(カリフォルニア州の)オーランド・アスレチックとの開幕戦に登板した試合をクラスメートと見に行った。ラッキーな事に3塁側内野席で松坂投手が肉眼で確認できる距離で試合観戦が出来た。肉体的にも体力的にも勝る外国人選手を相手にバシバシとストライクを取りにいく魂のこもった投球はすばらしかった。
スポーツ観戦好きな日本人クラスメートから借りて読みました。
”菊とバット”で日本へ来た外国人選手が直面する文化摩擦を描いたロバート・ホワイティング氏が贈るメジャー級の痛快エッセイ集。メジャーリーグの裏側も除けて、それなりに面白いです。しかし、日本選手はメジャーですばらしく活躍していますね。
逆に他のスポーツを見るとフィジカルコンタクトがあるスポーツでの活躍の少なさが目に付きます。サッカーは非常に頑張っていると思いますが、アメリカンフットボールやバスケットボールなどは日本人も含めたアジア人はフィジカル面で難しいんでしょうね。。。そう考えるとNBAのドラフト会議で指名No.1となった中国の姚明(ヤオミン)選手は格別なんですね。
松坂投手が(カリフォルニア州の)オーランド・アスレチックとの開幕戦に登板した試合をクラスメートと見に行った。ラッキーな事に3塁側内野席で松坂投手が肉眼で確認できる距離で試合観戦が出来た。肉体的にも体力的にも勝る外国人選手を相手にバシバシとストライクを取りにいく魂のこもった投球はすばらしかった。
![]() | サクラと星条旗 (2008/02) ロバート・ホワイティング 商品詳細を見る |
スポーツ観戦好きな日本人クラスメートから借りて読みました。
”菊とバット”で日本へ来た外国人選手が直面する文化摩擦を描いたロバート・ホワイティング氏が贈るメジャー級の痛快エッセイ集。メジャーリーグの裏側も除けて、それなりに面白いです。しかし、日本選手はメジャーですばらしく活躍していますね。
逆に他のスポーツを見るとフィジカルコンタクトがあるスポーツでの活躍の少なさが目に付きます。サッカーは非常に頑張っていると思いますが、アメリカンフットボールやバスケットボールなどは日本人も含めたアジア人はフィジカル面で難しいんでしょうね。。。そう考えるとNBAのドラフト会議で指名No.1となった中国の姚明(ヤオミン)選手は格別なんですね。
スポンサーサイト


”卒業式まで51日! 残り少ない学生生活を悔いの残らないものにしよう !”
最近は、この種のメールがクラスメートから来る。卒業前に一緒にジョギングしよう、卒業前にナパバレーでワイナリー廻りをしよう、ヨセミテに行こう、(比較的に親しくないクラスメートから)夕食を一緒に食べよう、クラスの皆でジャイアンツを応援に野球観戦に行こう、などである。月曜日と金曜日に確りとコア授業が入っているので日帰り企画の単発が多い。
本日はクラスメート及びパートナー合計約100人でジャイアンツのゲーム観戦にサンフランシスコのAT&Tパークまで行った。参加者の人数が多いだけにレフト側外野席の一角を貸切の様な状態でゲームを楽しんだ。昨年まではメジャーリーがのホームラン王であるバリー・ボンズが在籍していたが、今年は特にスターが居ないシーズン。但し、ジャイアンツファンにとってみれば”よりチームワークでの戦いが可能なチームとなった”と喜ばしいようである。(薬物の疑いはあるにせよ)歴史に残る人物が去ってチーム内やファンが喜んでいる状況は何とも複雑な気持ちになる。

クラスメートで、地元のシスコ・システムからの社費派遣のエドから教えてもらったのだが、球場の一角で無料でゲーム観戦が出来る場所があった。確かに、網越しに球場が見渡せて、選手の顔も確りと確認できる距離である。日本では球場外から試合が見れることは滅多に無いが、このサービスはアメリカ的な"博愛の精神”から来ているのだと理解した。サンフランシスコといえども貧困の差が大きい米国であるのでチケットを購入して球場に入れない子供達もいるのだろう。
ちなみに、本日のジャイアンツのゲームは唯一の日本人である(元阪神タイガース)の藪投手が中継ぎで投げていたが数点入れられて降板。ここまで調子が良かっただけに本日は残念な結果だった。試合が終了する前に球場を後にしたが、おそらく負け試合だと思う。
最近は、この種のメールがクラスメートから来る。卒業前に一緒にジョギングしよう、卒業前にナパバレーでワイナリー廻りをしよう、ヨセミテに行こう、(比較的に親しくないクラスメートから)夕食を一緒に食べよう、クラスの皆でジャイアンツを応援に野球観戦に行こう、などである。月曜日と金曜日に確りとコア授業が入っているので日帰り企画の単発が多い。
本日はクラスメート及びパートナー合計約100人でジャイアンツのゲーム観戦にサンフランシスコのAT&Tパークまで行った。参加者の人数が多いだけにレフト側外野席の一角を貸切の様な状態でゲームを楽しんだ。昨年まではメジャーリーがのホームラン王であるバリー・ボンズが在籍していたが、今年は特にスターが居ないシーズン。但し、ジャイアンツファンにとってみれば”よりチームワークでの戦いが可能なチームとなった”と喜ばしいようである。(薬物の疑いはあるにせよ)歴史に残る人物が去ってチーム内やファンが喜んでいる状況は何とも複雑な気持ちになる。

クラスメートで、地元のシスコ・システムからの社費派遣のエドから教えてもらったのだが、球場の一角で無料でゲーム観戦が出来る場所があった。確かに、網越しに球場が見渡せて、選手の顔も確りと確認できる距離である。日本では球場外から試合が見れることは滅多に無いが、このサービスはアメリカ的な"博愛の精神”から来ているのだと理解した。サンフランシスコといえども貧困の差が大きい米国であるのでチケットを購入して球場に入れない子供達もいるのだろう。
ちなみに、本日のジャイアンツのゲームは唯一の日本人である(元阪神タイガース)の藪投手が中継ぎで投げていたが数点入れられて降板。ここまで調子が良かっただけに本日は残念な結果だった。試合が終了する前に球場を後にしたが、おそらく負け試合だと思う。


無限大にゼロを掛けたら答えはゼロだ。しかし、ネット上ではこの方程式は成り立たないらしい。無限大にゼロを掛けたら何かが創造されるのがネット上のオープンソースを活用した作業方程式らしい。
以前にもブログで紹介した人気のソーシャルネットワークであるFacebook(facebook)だが、最近ユーザー数が8,000万人を達成したと公開情報で知った。昨年だけでもユーザー数が420%近く上昇したらしい。日本のソーシャルネットワークはGreeが400万人、Mixiが1,300万人程度なので規模が違う。(Facebookのユーザーの約60%は米国外らしいですが。。。)
昨年5月にFacebook Platformを発表して以降は「次世代のソーシャルOS」というラベルが貼られ、昨年10月末には、マイクロソフト社が同社株2%弱を2億4000万ドルで購入した。つまり、同社の市場価値は150億ドルあるとの計算である。
現状、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語でのみ提供を行っているが、どうやら日本語への翻訳を行っている。興味深いのは翻訳を誰が行っているのかだ。Facebook上にて”日本語への翻訳可能な方は協力お願いします”とのバナーを出して一般人に無料で翻訳させている。Wikipediaと同じくオープンソースを利用した方法だ。現状、翻訳者は世界中に約600人居て、既に27,000件以上の翻訳された文章が提出されているとの事である。
近い将来、日本にてFacebook入会者が増えることが期待される。日本人のFacebookユーザーは、現状10万人程度だと。Facebookの殆どのアプリケーションは一般人が作成したものだが、アプリケーションの質・娯楽度の高さを考えると急激にユーザー数が増えることは間違いないと思う。そのうち、日本にて”Facebook経済圏”が構築され既存のネットサービスにも大きな影響を与えるのだと思う。
オープンリソースを利用した日本語翻訳の話を聞き、梅田望夫氏の”ウェブ進化論”での文章が思い出された。シリコンバレーに住むIT分野の知的リーダーが予想していた通りに世の中は動いているようである。
”子供の頃に一億人の人から一円ずつもらえたら一億円になるなぁなんて夢を描いたことがある・・・・・従業員1万人が8時間働くのと1000万人が28.8秒働くことは同じであり・・・オープンソースとは知的財産の種がネット上に無償公開されると、世界中の知的リソースが自発的に結びつき、しかも集権的リーダーシップが中央になくとも、解決すべき課題に関する情報が共有されるだけで、その課題が次々と解決される。”
企業組織だけが万能ではないことが、ネット上の"オープンリソース”的な現象により当然となりつつある。集まった知的リソースは情報を共有し意見交換をしてベストな選択肢を確定したルールなくして決定していく。いずれ、ネット上に無償コンサル的もしくはMENTOR的な人格が出来上がり新しいビジネスを行える環境になるのかもしれない、と思った。
以前にもブログで紹介した人気のソーシャルネットワークであるFacebook(facebook)だが、最近ユーザー数が8,000万人を達成したと公開情報で知った。昨年だけでもユーザー数が420%近く上昇したらしい。日本のソーシャルネットワークはGreeが400万人、Mixiが1,300万人程度なので規模が違う。(Facebookのユーザーの約60%は米国外らしいですが。。。)
昨年5月にFacebook Platformを発表して以降は「次世代のソーシャルOS」というラベルが貼られ、昨年10月末には、マイクロソフト社が同社株2%弱を2億4000万ドルで購入した。つまり、同社の市場価値は150億ドルあるとの計算である。
現状、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語でのみ提供を行っているが、どうやら日本語への翻訳を行っている。興味深いのは翻訳を誰が行っているのかだ。Facebook上にて”日本語への翻訳可能な方は協力お願いします”とのバナーを出して一般人に無料で翻訳させている。Wikipediaと同じくオープンソースを利用した方法だ。現状、翻訳者は世界中に約600人居て、既に27,000件以上の翻訳された文章が提出されているとの事である。
近い将来、日本にてFacebook入会者が増えることが期待される。日本人のFacebookユーザーは、現状10万人程度だと。Facebookの殆どのアプリケーションは一般人が作成したものだが、アプリケーションの質・娯楽度の高さを考えると急激にユーザー数が増えることは間違いないと思う。そのうち、日本にて”Facebook経済圏”が構築され既存のネットサービスにも大きな影響を与えるのだと思う。
オープンリソースを利用した日本語翻訳の話を聞き、梅田望夫氏の”ウェブ進化論”での文章が思い出された。シリコンバレーに住むIT分野の知的リーダーが予想していた通りに世の中は動いているようである。
”子供の頃に一億人の人から一円ずつもらえたら一億円になるなぁなんて夢を描いたことがある・・・・・従業員1万人が8時間働くのと1000万人が28.8秒働くことは同じであり・・・オープンソースとは知的財産の種がネット上に無償公開されると、世界中の知的リソースが自発的に結びつき、しかも集権的リーダーシップが中央になくとも、解決すべき課題に関する情報が共有されるだけで、その課題が次々と解決される。”
![]() | ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) (2006/02/07) 梅田 望夫 商品詳細を見る |
企業組織だけが万能ではないことが、ネット上の"オープンリソース”的な現象により当然となりつつある。集まった知的リソースは情報を共有し意見交換をしてベストな選択肢を確定したルールなくして決定していく。いずれ、ネット上に無償コンサル的もしくはMENTOR的な人格が出来上がり新しいビジネスを行える環境になるのかもしれない、と思った。


”非効率なマーケットが存在し、そこで技術革新が起きれば、需要/供給曲線は効率向上の方向へシフトされる” これはマクロファイナンスの授業で得た最大のTake Awayだと感じている。単純なことで別に驚きも無いことなのだが、ビジネスチャンスの要因を上手に表している言葉だと感じている。
生活していて不便だと感じたり、このようなことができたら便利になるとの願望、無意味に長い行列を作っているサービス業等は自分の中で”非効率なマーケット”と訳される。雨の日に”傘を差さなければならない。しかも傘を忘れずに自宅まで持ち帰る可能性は非常に低い”、とか ”電化製品を使用していて数時間でバッテリーが切れて充電が必要となる。長時間充電不要なバッテリーが欲しい”等の声もビジネスチャンスと定義する。
先週、スタンフォードのYi Cui助教授が率いるチームが開発した蓄電池技術にUS$10MILの資金が提供されてスタンフォードGSBでも話題となっている。要は、彼らが開発した”ナノチューブ”を適用して、現存のリチウム・イオン電池の蓄積量を密度レベルで10倍にする事に成功したらしい。この開発でCui助教授ら研究チームはシリコンバレーのVenture Capitalから出資を受けたり、コンテストでアワードをもらったりしているが、今回の中型投資で大量生産の方向に進むことが期待されている。
Nano Wires
単純計算で2時間しか持たなかったバッテリーは20時間持つようになるとの話。よって、長距離充電できない環境でPC作業を行う人にはうれしいニュースだ。来週の月曜日の昼食にCui助教授とランチを食べる計画があり興味津々。蓄電池業界に大きな変化をもたらす人との1時間のランチを共にできるなんて恵まれた環境なのだと痛感する。
蓄電池技術が向上すれば将来は各家庭が必要とする電力を100%(もしくはそれ以上)自家製で済ませることも可能となる。昨年サンフランシスコで行われたコンファレンスで得た情報によれば現状の技術で家庭の40~60%の電力は”風力+太陽光”にて賄えるとの事である。但し、"風力”は風任せであり需要/供給のタイミングが必ずしも合わず、又、太陽光は日中のみ発電可能であり上記のタイミングの問題を含む。この問題は蓄電技術の向上により解決できる。各家庭でのインフラ整備に必要となる資金の問題は残るが規模の経済やら国もしくは自治体の補助金等で解決できる事だと考える。
生活していて不便だと感じたり、このようなことができたら便利になるとの願望、無意味に長い行列を作っているサービス業等は自分の中で”非効率なマーケット”と訳される。雨の日に”傘を差さなければならない。しかも傘を忘れずに自宅まで持ち帰る可能性は非常に低い”、とか ”電化製品を使用していて数時間でバッテリーが切れて充電が必要となる。長時間充電不要なバッテリーが欲しい”等の声もビジネスチャンスと定義する。
先週、スタンフォードのYi Cui助教授が率いるチームが開発した蓄電池技術にUS$10MILの資金が提供されてスタンフォードGSBでも話題となっている。要は、彼らが開発した”ナノチューブ”を適用して、現存のリチウム・イオン電池の蓄積量を密度レベルで10倍にする事に成功したらしい。この開発でCui助教授ら研究チームはシリコンバレーのVenture Capitalから出資を受けたり、コンテストでアワードをもらったりしているが、今回の中型投資で大量生産の方向に進むことが期待されている。
Nano Wires
単純計算で2時間しか持たなかったバッテリーは20時間持つようになるとの話。よって、長距離充電できない環境でPC作業を行う人にはうれしいニュースだ。来週の月曜日の昼食にCui助教授とランチを食べる計画があり興味津々。蓄電池業界に大きな変化をもたらす人との1時間のランチを共にできるなんて恵まれた環境なのだと痛感する。
蓄電池技術が向上すれば将来は各家庭が必要とする電力を100%(もしくはそれ以上)自家製で済ませることも可能となる。昨年サンフランシスコで行われたコンファレンスで得た情報によれば現状の技術で家庭の40~60%の電力は”風力+太陽光”にて賄えるとの事である。但し、"風力”は風任せであり需要/供給のタイミングが必ずしも合わず、又、太陽光は日中のみ発電可能であり上記のタイミングの問題を含む。この問題は蓄電技術の向上により解決できる。各家庭でのインフラ整備に必要となる資金の問題は残るが規模の経済やら国もしくは自治体の補助金等で解決できる事だと考える。


East Coast Tripを終えてパロアルトに帰ってきた。帰りの飛行機は満席。貧乏学生なので当たり前のようにコーチ・クラスだった。窓側の席だったので外の景色が良く見えた。アメリカの国土の広さと共に色々な地形の土地が堪能できた。
社会人になってからは当たり前のようにビジネスクラスに乗っていたがコーチクラスも良いかもしれない。二つのクラスを比較しても、圧倒的に金額が異なる割には相当額の付加価値が得られない気がする。今回のフライトでは確りと本も読めたし、食事も持参で美味しく済ませた。
パロアルトに帰り、ふと思った。昨年の夏、渡米して間もない頃、台湾から私費でSLOANへ留学しているチャーリーと話した会話を思い出す。”モメンタム”の重要さだ。
”住めば都”との言葉がある通り、環境の変化に苦労はするものの住み続けると愛着が沸く。正直、この頃はパロアルトの寮に帰った際に安堵を感じる。これは、この土地に住む事に慣れた証拠であり、自分の中で住んでいる場所、周囲の環境、共に暮らしている仲間達が生活の一部になっている証である。これらは自分と共に時間を共有し、経験を共にして、確実な関係を築く。
マーケティングの授業に例えれば IDEA→PRODUCT→EXPERIENCE→RELATIONSHIPの循環だ。確りと顧客との関係構築をするには、価値のある経験を共にする必要がある。戦略コンサルも最近 ”クライアントとの経験に重きを置く”と言っており以前より更に密着し比較的長期のプロジェクトにスイッチしているようだ。
僕は上記のような一連の流れは”モメンタム”があるから成立しているのだと理解している。チャーリーと渡米直後に話した際には”いずれ、時間が経過すればこの土地でのモメンタムが生まれて他の土地に動く際には、そのモメンタムを失うのだろう。”と会話していた。
以前であれば一生を同じ土地で過ごす人、又、多くの場所を経験して結局自分が生まれた土地に戻る人が多かったのだと思う。おそらく飛行機の窓を通してみたコロラド州やユタ州などの土地には未だにそのような人が多いのだと思う。
今感じているモメンタムを大切にしたい。この土地での多くの経験が”自分”という製品に改良を加え意、将来何かと結びつける糸口になることは間違いないだろうと感じている。
社会人になってからは当たり前のようにビジネスクラスに乗っていたがコーチクラスも良いかもしれない。二つのクラスを比較しても、圧倒的に金額が異なる割には相当額の付加価値が得られない気がする。今回のフライトでは確りと本も読めたし、食事も持参で美味しく済ませた。
パロアルトに帰り、ふと思った。昨年の夏、渡米して間もない頃、台湾から私費でSLOANへ留学しているチャーリーと話した会話を思い出す。”モメンタム”の重要さだ。
”住めば都”との言葉がある通り、環境の変化に苦労はするものの住み続けると愛着が沸く。正直、この頃はパロアルトの寮に帰った際に安堵を感じる。これは、この土地に住む事に慣れた証拠であり、自分の中で住んでいる場所、周囲の環境、共に暮らしている仲間達が生活の一部になっている証である。これらは自分と共に時間を共有し、経験を共にして、確実な関係を築く。
マーケティングの授業に例えれば IDEA→PRODUCT→EXPERIENCE→RELATIONSHIPの循環だ。確りと顧客との関係構築をするには、価値のある経験を共にする必要がある。戦略コンサルも最近 ”クライアントとの経験に重きを置く”と言っており以前より更に密着し比較的長期のプロジェクトにスイッチしているようだ。
僕は上記のような一連の流れは”モメンタム”があるから成立しているのだと理解している。チャーリーと渡米直後に話した際には”いずれ、時間が経過すればこの土地でのモメンタムが生まれて他の土地に動く際には、そのモメンタムを失うのだろう。”と会話していた。
以前であれば一生を同じ土地で過ごす人、又、多くの場所を経験して結局自分が生まれた土地に戻る人が多かったのだと思う。おそらく飛行機の窓を通してみたコロラド州やユタ州などの土地には未だにそのような人が多いのだと思う。
今感じているモメンタムを大切にしたい。この土地での多くの経験が”自分”という製品に改良を加え意、将来何かと結びつける糸口になることは間違いないだろうと感じている。

| ホーム |