STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
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ビジネスチャンス
”非効率なマーケットが存在し、そこで技術革新が起きれば、需要/供給曲線は効率向上の方向へシフトされる” これはマクロファイナンスの授業で得た最大のTake Awayだと感じている。単純なことで別に驚きも無いことなのだが、ビジネスチャンスの要因を上手に表している言葉だと感じている。

生活していて不便だと感じたり、このようなことができたら便利になるとの願望、無意味に長い行列を作っているサービス業等は自分の中で”非効率なマーケット”と訳される。雨の日に”傘を差さなければならない。しかも傘を忘れずに自宅まで持ち帰る可能性は非常に低い”、とか ”電化製品を使用していて数時間でバッテリーが切れて充電が必要となる。長時間充電不要なバッテリーが欲しい”等の声もビジネスチャンスと定義する。

先週、スタンフォードのYi Cui助教授が率いるチームが開発した蓄電池技術にUS$10MILの資金が提供されてスタンフォードGSBでも話題となっている。要は、彼らが開発した”ナノチューブ”を適用して、現存のリチウム・イオン電池の蓄積量を密度レベルで10倍にする事に成功したらしい。この開発でCui助教授ら研究チームはシリコンバレーのVenture Capitalから出資を受けたり、コンテストでアワードをもらったりしているが、今回の中型投資で大量生産の方向に進むことが期待されている。

Nano Wires

単純計算で2時間しか持たなかったバッテリーは20時間持つようになるとの話。よって、長距離充電できない環境でPC作業を行う人にはうれしいニュースだ。来週の月曜日の昼食にCui助教授とランチを食べる計画があり興味津々。蓄電池業界に大きな変化をもたらす人との1時間のランチを共にできるなんて恵まれた環境なのだと痛感する。

蓄電池技術が向上すれば将来は各家庭が必要とする電力を100%(もしくはそれ以上)自家製で済ませることも可能となる。昨年サンフランシスコで行われたコンファレンスで得た情報によれば現状の技術で家庭の40~60%の電力は”風力+太陽光”にて賄えるとの事である。但し、"風力”は風任せであり需要/供給のタイミングが必ずしも合わず、又、太陽光は日中のみ発電可能であり上記のタイミングの問題を含む。この問題は蓄電技術の向上により解決できる。各家庭でのインフラ整備に必要となる資金の問題は残るが規模の経済やら国もしくは自治体の補助金等で解決できる事だと考える。
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