STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
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無限大 x 無 = Something
無限大にゼロを掛けたら答えはゼロだ。しかし、ネット上ではこの方程式は成り立たないらしい。無限大にゼロを掛けたら何かが創造されるのがネット上のオープンソースを活用した作業方程式らしい。

以前にもブログで紹介した人気のソーシャルネットワークであるFacebook(facebook)だが、最近ユーザー数が8,000万人を達成したと公開情報で知った。昨年だけでもユーザー数が420%近く上昇したらしい。日本のソーシャルネットワークはGreeが400万人、Mixiが1,300万人程度なので規模が違う。(Facebookのユーザーの約60%は米国外らしいですが。。。)

昨年5月にFacebook Platformを発表して以降は「次世代のソーシャルOS」というラベルが貼られ、昨年10月末には、マイクロソフト社が同社株2%弱を2億4000万ドルで購入した。つまり、同社の市場価値は150億ドルあるとの計算である。

現状、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語でのみ提供を行っているが、どうやら日本語への翻訳を行っている。興味深いのは翻訳を誰が行っているのかだ。Facebook上にて”日本語への翻訳可能な方は協力お願いします”とのバナーを出して一般人に無料で翻訳させている。Wikipediaと同じくオープンソースを利用した方法だ。現状、翻訳者は世界中に約600人居て、既に27,000件以上の翻訳された文章が提出されているとの事である。

近い将来、日本にてFacebook入会者が増えることが期待される。日本人のFacebookユーザーは、現状10万人程度だと。Facebookの殆どのアプリケーションは一般人が作成したものだが、アプリケーションの質・娯楽度の高さを考えると急激にユーザー数が増えることは間違いないと思う。そのうち、日本にて”Facebook経済圏”が構築され既存のネットサービスにも大きな影響を与えるのだと思う。

オープンリソースを利用した日本語翻訳の話を聞き、梅田望夫氏の”ウェブ進化論”での文章が思い出された。シリコンバレーに住むIT分野の知的リーダーが予想していた通りに世の中は動いているようである。

”子供の頃に一億人の人から一円ずつもらえたら一億円になるなぁなんて夢を描いたことがある・・・・・従業員1万人が8時間働くのと1000万人が28.8秒働くことは同じであり・・・オープンソースとは知的財産の種がネット上に無償公開されると、世界中の知的リソースが自発的に結びつき、しかも集権的リーダーシップが中央になくとも、解決すべき課題に関する情報が共有されるだけで、その課題が次々と解決される。”

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(2006/02/07)
梅田 望夫

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企業組織だけが万能ではないことが、ネット上の"オープンリソース”的な現象により当然となりつつある。集まった知的リソースは情報を共有し意見交換をしてベストな選択肢を確定したルールなくして決定していく。いずれ、ネット上に無償コンサル的もしくはMENTOR的な人格が出来上がり新しいビジネスを行える環境になるのかもしれない、と思った。
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