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STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
浪漫飛行
幼い頃の夢は”パイロットになること”だった。
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幼い頃、毎年夏休みは父母の実家である大分県で過ごした。当時の”東亜国内航空”にて毎年旅しており、飛行機が短時間で遠いところに人を連れて行くすばらしさ。パイロットになれば世界中のどこにでも行くことができる事に興味を持ったのだと思う。結局、日本の航空会社に入社することは出来ずに海外で活躍することが可能である総合商社への道を選んだ。

パイロットの免許を持っているクラスメートが数人居て、卒業前に一度でよいのでセスナに同乗させてもらう事を懇願していた。本日、その夢が実現した。パロアルトを発ち、スタンフォード大学上空をしばらく飛行してからハーフムーンベイ方向に西へ飛び、その後は北上して、ゴールデンベイブリッジを横切り、アルカトラズ島上空を旋回して、サンタクルーズの山火事も上空から見ることが出来た。

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幼い頃に持っている、もしくは、もっていた”夢”を考えてみた。自分の能力やら周辺状況を顧みらずに大きな夢を持つ人が大半だった。人間は経験を積んで賢くなるにつれて大きな夢やゴールを設定しなくなるのだと思う。家庭を持ったり、ビジネス社会に突入すると、リスクをとりたくない人にとって”安らぎ”ほど心地よい薬は無い。一定の給与が保障されており、終身雇用が約束されていれば裸一貫で事業を興したいと思わないと思う。

危機に直面したときに逃げ出さずに、如何に危機を楽しむか、その経験から何を学ぶかは重要だと思う。どんなに凄い人でも幾度もの修羅場を潜り抜けて差別化できる地位を築いている。ハングリー精神を保ちながら、夢を持ち続けて、自分や周囲を変えていけることはすばらしいと思う。又、子供の様にピュアな気持ちで夢を持てることは大人になっても実践したい事だ。

常に手が届きそうで届かない場所に夢やゴールを設定してステップ・アップしている。スローンの日本人同級生とも共感できたのだが、常にステップ・アップし続ければ、超秀才な人材にも勝る事ができると信じて生きている。

飛行機の上から見た地上は考えるものがあった。普段のスケールより格段に小さく見える街、そこで営われている人々の生活。。。その中に閉じこもってしまうとマクロ的な観点から物事が見えなくなる。物理的に上空から見ることは常には出来ないが、そのような感覚で今後の人生を歩む事が出来ればよいと思う。スタンフォードで学んだことを活用できれば尚良いと思う。
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