
正直、ビジネススクールに入るまではOrganization Behavior("OB")など学習する必要は無いと感じていた。多くの先輩から組織の中で生きる術は教わったし、厳しい環境でもどのようにして周囲を活気付け、より良い結果を導き出すかはHands-on Experienceを通して学んできた。
人間、学ぶ事に終わりは無い事はビジネススクールに来て感じる。
留学準備をしている際にSTAR METHODをFuture Education Centerで講師をしているトムから教わった。例えば、計画を立てる際、もしくは、既に起きた事象のレビューを行う際に役立つMETHODである。Situation, Task, Action, and Resultである。それぞれの頭文字を取ってSTARという訳だ。
状況を認知し、自分としてやるべき事(任務)を把握し、取るべき行動を決定し、その後起こりうる(起こった)結果を分析する。そして、状況認知に戻る。この繰り返しで状況を改善したり、自らのパフォーマンスを向上させる。
OBの授業では、例えば、上記のプロセスにおいて、”状況を認知する際の情報”に焦点を当て客観的もしくは合理的なフィルターを認知し、そのフィルター通して極自然な状況の把握が出来るマネージャを目指す。
多くの人が個々の目標もしくはゴールを達する為に情報を意図的に操作する。そのような状況において、それぞれの人間の心理等を考慮に入れながら上記のフィルターを通して合理的に状況を把握する訳である。
OBは、MBA1年生も同じ講師が同じ内容を教えておりビジネススクールのコア授業である。フランク・フリン講師(URL:https://gsbapps.stanford.edu/facultybios/biomain.asp?id=09698912)は個性溢れる人で授業内容にも、彼の工夫が色々なところに垣間見れる。好きな授業が数個あるが、その中の1つである。
本日は、(1) Motivating others to perform, (2)Crafting a message、の2つが題材だった。2時間30分とおそらしく長い授業である。長い授業は集中力が切れがちなのだが、Matin Luther Kingが1963年にリンカーンの石像の前で行った有名な演説を聴き、完全に目が覚めた。
聴衆が共鳴し、最終的に同化できる様に、スピーチの中に色々な技が木目細かく組み込まれている。スピーチする際の、彼の姿勢(Position)、声(Voice)、テンポ(Tempo)、目線(Eye Contact)の基本動作が素晴らしい事に加えて、伝えるべきメッセージを定義(Define)し、デザイン(Design)し、確実に伝達(Delivery)している。相手の心の中に入り込み、相手が自分に同化するようにメッセージを伝えている。
http://www.youtube.com/watch?v=iEMXaTktUfA
特に繰り返し言っている5つの言葉は耳に残るメッセージとなっている。
1.100 years ago (如何に長い間、ネグロが耐えてきたか)
2.Now is the time (これ以上耐えることは出来ない緊急性)
3.We can never be satisfied(上記に同じ)
4.I have a dream (自らのゴールを全ての人のゴールへ転換)
5.Let freedom Ring (ゴールの共有の呼びかけ)
人を動かす演説(スピーチ)は必ずしも完璧な英語でなくとも良い事も十分に伝わる。逆に、彼の独特なテンポが特徴となっている。
この演説が行われてから既に40年以上が経とうとしている。今では、ネグロと白人の障壁は殆ど無くなっている。(最近のショッキングな出来事は忘れて)アメリカの国旗を背負い頑張っているアスリートも多い。
人間、学ぶ事に終わりは無い事はビジネススクールに来て感じる。
留学準備をしている際にSTAR METHODをFuture Education Centerで講師をしているトムから教わった。例えば、計画を立てる際、もしくは、既に起きた事象のレビューを行う際に役立つMETHODである。Situation, Task, Action, and Resultである。それぞれの頭文字を取ってSTARという訳だ。
状況を認知し、自分としてやるべき事(任務)を把握し、取るべき行動を決定し、その後起こりうる(起こった)結果を分析する。そして、状況認知に戻る。この繰り返しで状況を改善したり、自らのパフォーマンスを向上させる。
OBの授業では、例えば、上記のプロセスにおいて、”状況を認知する際の情報”に焦点を当て客観的もしくは合理的なフィルターを認知し、そのフィルター通して極自然な状況の把握が出来るマネージャを目指す。
多くの人が個々の目標もしくはゴールを達する為に情報を意図的に操作する。そのような状況において、それぞれの人間の心理等を考慮に入れながら上記のフィルターを通して合理的に状況を把握する訳である。
OBは、MBA1年生も同じ講師が同じ内容を教えておりビジネススクールのコア授業である。フランク・フリン講師(URL:https://gsbapps.stanford.edu/facultybios/biomain.asp?id=09698912)は個性溢れる人で授業内容にも、彼の工夫が色々なところに垣間見れる。好きな授業が数個あるが、その中の1つである。
本日は、(1) Motivating others to perform, (2)Crafting a message、の2つが題材だった。2時間30分とおそらしく長い授業である。長い授業は集中力が切れがちなのだが、Matin Luther Kingが1963年にリンカーンの石像の前で行った有名な演説を聴き、完全に目が覚めた。
聴衆が共鳴し、最終的に同化できる様に、スピーチの中に色々な技が木目細かく組み込まれている。スピーチする際の、彼の姿勢(Position)、声(Voice)、テンポ(Tempo)、目線(Eye Contact)の基本動作が素晴らしい事に加えて、伝えるべきメッセージを定義(Define)し、デザイン(Design)し、確実に伝達(Delivery)している。相手の心の中に入り込み、相手が自分に同化するようにメッセージを伝えている。
http://www.youtube.com/watch?v=iEMXaTktUfA
特に繰り返し言っている5つの言葉は耳に残るメッセージとなっている。
1.100 years ago (如何に長い間、ネグロが耐えてきたか)
2.Now is the time (これ以上耐えることは出来ない緊急性)
3.We can never be satisfied(上記に同じ)
4.I have a dream (自らのゴールを全ての人のゴールへ転換)
5.Let freedom Ring (ゴールの共有の呼びかけ)
人を動かす演説(スピーチ)は必ずしも完璧な英語でなくとも良い事も十分に伝わる。逆に、彼の独特なテンポが特徴となっている。
この演説が行われてから既に40年以上が経とうとしている。今では、ネグロと白人の障壁は殆ど無くなっている。(最近のショッキングな出来事は忘れて)アメリカの国旗を背負い頑張っているアスリートも多い。
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この記事へのコメント
キング牧師のI have a dreamは本当に上手くできていますよね。
個人的にはJFKの就任演説にも、同じ様な言葉や韻の使い回しが合って、実に耳に残りやすい(=>
説得力が増す)仕掛けが盛り込まれていると思います。
こっちではOBはslow food。即効性は無いけど、徐々に学んだことが活かせるようになってくるらしいです。
個人的にはJFKの就任演説にも、同じ様な言葉や韻の使い回しが合って、実に耳に残りやすい(=>
説得力が増す)仕掛けが盛り込まれていると思います。
こっちではOBはslow food。即効性は無いけど、徐々に学んだことが活かせるようになってくるらしいです。
2007/10/12 (金) 15:50:57 | URL | AMO #-[ 編集]
演説やらプレゼンやら今後ビジネスで活かすべき機会が増えると思います。OBって分かっているようで奥が深い。

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