
Organization Behaviorというクラスがある。日本語に訳すと組織行動学が適切な言葉だろうか?組織の中で、自分をどのようにポジショニングして周囲と協調するか、周囲に影響を与えるか、又、組織の中の状況をどのようなフィルターを通して理解するか等を学ぶクラスである。
本日はアジア人として とてつもなくうれしいニュースである。圧倒的にアジア人の効率性、生産性の良さが証明できた。どうやら過去を見てもこのチームに太刀打ちできる記録は無いらしい。
TANAGRAMというパズルがある。英語で聞くとピンと来ないが、要は色々な形をしたピースからなり、犬とか家とか組み合わせによっては無数に形が想像できるパズルである。温泉旅館とかによく置いてある。(URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0)
これを使ってチームでスピードを競う。全てで7チーム。各チームが2つに分けられる。ExectivesとWorkersである。
Workersは部屋に待機させられ何をするのかも分からない状況。逆にExectivesはゲーム内容が説明され、16ピースからなるタングラムが1セットずつ渡される。Exectiveは、口頭もしくは書面での説明のみでWorkersに如何に早く希望する形にタングラムを完成させるかが要求され、各チームで競うわけである。ExecutiveはWorkersの為に完成図を描いてはいけない、パズル開始までパズルのピースを触ってはいけない等色々と規制がある。
アジア人のみのExecutiveが圧倒的スピードで勝利した。他のチームは3分平均で最後まで完成しないチームが3チームある中で、11秒という圧倒的速さでの勝利。タイムレコードだとのことである。
これは”相手(労働者;Workers)にどのように説明すれば、間違いを犯さずに、如何に早く、効率的に、自らが設定するゴールに達してくれるのか”が経営陣に要求される。
大きな違い:
僕はWorker側だったが、Executiveは米国人、スイス人、ブラジル人、米国系中国人からなる4人。理系出身が多かった。2枚の紙が渡され、1枚にはマテリアルリスト(12個のピースが1つ1つ説明されている)、2枚目には"どのようにしてパズルを完成されるか"が順を追って書かれていた。しかも、このゲームに与えられた30分の時間の20分は部屋で待機させられ、残り10分しかなかった。
問題は2枚の紙を相互に見ながらパズルを完成させなければならなく、又、パズルのピースが特殊な形をしているので上下左右の説明記載が明瞭でなく1つ1つのピースをくるくる回しながらパズルの組み立てが必要となった。しかも全てで16ピース。。。かなり頭を使い、時間を要するプロセスである。しっかりと紙の説明を読まずにピースを動かしている人もいた。
一方でNo.1のチーム。流石の工夫である。というか11秒以内も可能だったのではと思わせる。ExecutiveはWorkerをゲームが始まってすぐにWorkersを呼び、目的を伝え、Worker側が知りたい全ての情報をExecutiveは口頭で説明。スケールがほぼ実物大の紙でのパズルを使って組み立てる練習を10分くらい行わせ、全てのWorkersのスキルが向上した時点で、本物のパズルを使ってタイム測定を行ったとの事である。
ゲームの理解度、且つ目的を理解しての創意工夫には脱帽である。
日本はアジアを代表する製造業に特化した国だ。実際、500兆円を超える日本のGDPを支えているのも製造業である。自動車の工場での経営方法は日本がNo.1だ。欧米の企業はこぞって日本のやり方を模倣している。韓国他アジアの国も日本の経営方法には一目置いている。世界の工場である中国では独自にこのような経営方法は見出せていない。要は安価な労働力のみが売りである。
団塊世代がビジネス界から消える2007年問題。来年も多くの技術者が永年勤めた会社を退職する。日本をさせてきた製造業の中で培われた技術をノウハウを持った人達である。
55人しか居ないが世界の凝縮であるクラスルームで起きた事は世の中の動きや兆候を代表している。日本が培ったノウハウや技術が後世に残せ、又そのような分野にて付加価値が生み出せる。このビジネスフレーム(海外人材派遣)は今後も広がっていくのだろう。
本日はアジア人として とてつもなくうれしいニュースである。圧倒的にアジア人の効率性、生産性の良さが証明できた。どうやら過去を見てもこのチームに太刀打ちできる記録は無いらしい。
TANAGRAMというパズルがある。英語で聞くとピンと来ないが、要は色々な形をしたピースからなり、犬とか家とか組み合わせによっては無数に形が想像できるパズルである。温泉旅館とかによく置いてある。(URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0)
これを使ってチームでスピードを競う。全てで7チーム。各チームが2つに分けられる。ExectivesとWorkersである。
Workersは部屋に待機させられ何をするのかも分からない状況。逆にExectivesはゲーム内容が説明され、16ピースからなるタングラムが1セットずつ渡される。Exectiveは、口頭もしくは書面での説明のみでWorkersに如何に早く希望する形にタングラムを完成させるかが要求され、各チームで競うわけである。ExecutiveはWorkersの為に完成図を描いてはいけない、パズル開始までパズルのピースを触ってはいけない等色々と規制がある。
アジア人のみのExecutiveが圧倒的スピードで勝利した。他のチームは3分平均で最後まで完成しないチームが3チームある中で、11秒という圧倒的速さでの勝利。タイムレコードだとのことである。
これは”相手(労働者;Workers)にどのように説明すれば、間違いを犯さずに、如何に早く、効率的に、自らが設定するゴールに達してくれるのか”が経営陣に要求される。
大きな違い:
僕はWorker側だったが、Executiveは米国人、スイス人、ブラジル人、米国系中国人からなる4人。理系出身が多かった。2枚の紙が渡され、1枚にはマテリアルリスト(12個のピースが1つ1つ説明されている)、2枚目には"どのようにしてパズルを完成されるか"が順を追って書かれていた。しかも、このゲームに与えられた30分の時間の20分は部屋で待機させられ、残り10分しかなかった。
問題は2枚の紙を相互に見ながらパズルを完成させなければならなく、又、パズルのピースが特殊な形をしているので上下左右の説明記載が明瞭でなく1つ1つのピースをくるくる回しながらパズルの組み立てが必要となった。しかも全てで16ピース。。。かなり頭を使い、時間を要するプロセスである。しっかりと紙の説明を読まずにピースを動かしている人もいた。
一方でNo.1のチーム。流石の工夫である。というか11秒以内も可能だったのではと思わせる。ExecutiveはWorkerをゲームが始まってすぐにWorkersを呼び、目的を伝え、Worker側が知りたい全ての情報をExecutiveは口頭で説明。スケールがほぼ実物大の紙でのパズルを使って組み立てる練習を10分くらい行わせ、全てのWorkersのスキルが向上した時点で、本物のパズルを使ってタイム測定を行ったとの事である。
ゲームの理解度、且つ目的を理解しての創意工夫には脱帽である。
日本はアジアを代表する製造業に特化した国だ。実際、500兆円を超える日本のGDPを支えているのも製造業である。自動車の工場での経営方法は日本がNo.1だ。欧米の企業はこぞって日本のやり方を模倣している。韓国他アジアの国も日本の経営方法には一目置いている。世界の工場である中国では独自にこのような経営方法は見出せていない。要は安価な労働力のみが売りである。
団塊世代がビジネス界から消える2007年問題。来年も多くの技術者が永年勤めた会社を退職する。日本をさせてきた製造業の中で培われた技術をノウハウを持った人達である。
55人しか居ないが世界の凝縮であるクラスルームで起きた事は世の中の動きや兆候を代表している。日本が培ったノウハウや技術が後世に残せ、又そのような分野にて付加価値が生み出せる。このビジネスフレーム(海外人材派遣)は今後も広がっていくのだろう。
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