
ビジネススクールで最も多く取り扱われる日本企業は”トヨタ”である。日本の大手電気会社や流通業者も挙がるが、流石にトヨタにはかなわない。
冬学期から始まったマーケティングの最初のクラスで各業界での会社のポジショニングに関して討論する機会があった。教授から”ホンダとトヨタの違い”のプレゼンテーションを行なうように2ヶ月ほど前に指名を受けた。最初のクラスで挙手して上記に対する個人的な見解を簡潔に回答したのが切っ掛けとなった。
多国籍なスローンのクラスであるが、なぜか自動車業界の話になると共通認識を持って討論ができる気がする。但し、日本の自動車製造業者で有名なのは、せいぜい”トヨタ”と”ホンダ”くらいである。”マツダ”は米国のフォードの一部の位置づけとしての認識のされ方だが、クラスメートの中には日本での自動車販売2位の日産を知らない人もいる。
ドイツの自動車製造業社にてエンジン設計を10年以上やっている慶應大学時代の友人S氏と1ヶ月ほど連絡を取り合って20枚ほどのスライド(Power Point)に纏めた。
トヨタは自動機織、ホンダは二輪車がビジネスのはじめだが、異なる事は多い。個人的に本田宗一郎(過去のブログ:夢を力に) が好きな為かプレゼンの資料もホンダの凄さが強調されるものになった気がする。。変なところでバイアスが入り反省。。。
資本規模はトヨタが約5倍、売り上げもトヨタが2倍以上、しかし従業員一人頭の売上、利益額は、両社ほぼ互角とのデータだった。トヨタは国内販売に利益の大半を依存しているが、ホンダは(日本市場で他社に差をつけられていることもあり)海外進出を他社よりも早く展開し北米市場ではホンダの利益の半分以上を生み出すまでに至っている。そのような経緯がある為か、もしくは技術力に絶大の自身を持つ為か、魚が居ないと思われる場所にも網を投げるのがホンダで、確実に魚が居る事が確認できないと網を投げないのがトヨタのマーケティング戦略に見え隠れする。
ホンダとアキュラの2つのブランドでのマーケティング戦略だが、ブランド力やポジショニングの設定、販売網の拡大にかける資本力ではトヨタに負ける。高級車ブランドのアキュラと比較するとレクサスのポジショニングは圧倒的に成功している。アキュラはホンダと全く変わらないとも言われている。
ホンダの魅力は、世界最大のエンジン製造業者である事に加えて、製品それぞれの技術力・企画力の崇高さだ。大手電機業界にたとえれば、トヨタは松下(パナソニック)でホンダはソニーだろう。米国でみれば、トヨタはマイクロソフト、ホンダ(URL:ホンダ) はアップルの位置づけだろうか? ホンダが自動車・オートバイのみならず、二足走行が可能なロボット(アシモ;URL:アシモ)や最近進出した航空機(ホンダジェット;URL:ホンダジェット)も魅力である。
トヨタ・モータの設立は1936年、ホンダは1948年である。両社共に何も無いところから100年かけないで世界でも名高い巨大企業に成長している。
日本のベンチャーキャピタリストにも”第二のホンダやソニーを日本から生み出したい”と述べている方は多い。どうしても”大企業牽引型である日本経済”の印象が強い日本だが、日本にだって起業家精神、企業化が育つ環境は備わっている立派な時代・環境・先例はあるのだと実感するプレゼンテーション資料作りでもあった。
冬学期から始まったマーケティングの最初のクラスで各業界での会社のポジショニングに関して討論する機会があった。教授から”ホンダとトヨタの違い”のプレゼンテーションを行なうように2ヶ月ほど前に指名を受けた。最初のクラスで挙手して上記に対する個人的な見解を簡潔に回答したのが切っ掛けとなった。
多国籍なスローンのクラスであるが、なぜか自動車業界の話になると共通認識を持って討論ができる気がする。但し、日本の自動車製造業者で有名なのは、せいぜい”トヨタ”と”ホンダ”くらいである。”マツダ”は米国のフォードの一部の位置づけとしての認識のされ方だが、クラスメートの中には日本での自動車販売2位の日産を知らない人もいる。
ドイツの自動車製造業社にてエンジン設計を10年以上やっている慶應大学時代の友人S氏と1ヶ月ほど連絡を取り合って20枚ほどのスライド(Power Point)に纏めた。
トヨタは自動機織、ホンダは二輪車がビジネスのはじめだが、異なる事は多い。個人的に本田宗一郎(過去のブログ:夢を力に) が好きな為かプレゼンの資料もホンダの凄さが強調されるものになった気がする。。変なところでバイアスが入り反省。。。
資本規模はトヨタが約5倍、売り上げもトヨタが2倍以上、しかし従業員一人頭の売上、利益額は、両社ほぼ互角とのデータだった。トヨタは国内販売に利益の大半を依存しているが、ホンダは(日本市場で他社に差をつけられていることもあり)海外進出を他社よりも早く展開し北米市場ではホンダの利益の半分以上を生み出すまでに至っている。そのような経緯がある為か、もしくは技術力に絶大の自身を持つ為か、魚が居ないと思われる場所にも網を投げるのがホンダで、確実に魚が居る事が確認できないと網を投げないのがトヨタのマーケティング戦略に見え隠れする。
ホンダとアキュラの2つのブランドでのマーケティング戦略だが、ブランド力やポジショニングの設定、販売網の拡大にかける資本力ではトヨタに負ける。高級車ブランドのアキュラと比較するとレクサスのポジショニングは圧倒的に成功している。アキュラはホンダと全く変わらないとも言われている。
ホンダの魅力は、世界最大のエンジン製造業者である事に加えて、製品それぞれの技術力・企画力の崇高さだ。大手電機業界にたとえれば、トヨタは松下(パナソニック)でホンダはソニーだろう。米国でみれば、トヨタはマイクロソフト、ホンダ(URL:ホンダ) はアップルの位置づけだろうか? ホンダが自動車・オートバイのみならず、二足走行が可能なロボット(アシモ;URL:アシモ)や最近進出した航空機(ホンダジェット;URL:ホンダジェット)も魅力である。
トヨタ・モータの設立は1936年、ホンダは1948年である。両社共に何も無いところから100年かけないで世界でも名高い巨大企業に成長している。
日本のベンチャーキャピタリストにも”第二のホンダやソニーを日本から生み出したい”と述べている方は多い。どうしても”大企業牽引型である日本経済”の印象が強い日本だが、日本にだって起業家精神、企業化が育つ環境は備わっている立派な時代・環境・先例はあるのだと実感するプレゼンテーション資料作りでもあった。
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