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STANFORD GSB留学記
西海岸のエスタブリッシュメントの中で過ごし得る知見や身の回りで起こる出来事を読者と共有していきたい。授業内容、クラブ活動、シリコンバレーのコミュニティー、等盛り沢山の内容を掲載します。
黒毛和牛
海外出張が多いと日本食が恋しくなる。友人との会話の中で”K2は良いよなぁ~、海外出張ばかりで”とよく言われる。

確かに”海外”とは聞こえが良い。年間を通して考えると日本で過ごす事の方が少ない。若い時は、ミャンマーとかベトナムとかマレーシアに張り付き問題のシューティングをしなければならないので長期出張が多かった。

但し、上記の様な質問をされる度に自分としては、”日本の良さを分かっていない。特に日本人の我々にとっては日本は特別な場所だ。飯が世界一美味しい日本で、出来れば海外なんか行かずに日本で仕事をして家族と楽しい時間を過ごしたい”と心の中で叫んでいた。


そんな日本では金を出せば美味しいものが食べれる。近頃は高価だったものでも手頃な値段で楽しめる様になっている。で、最近(一昨日)スペシャルな料理を味わえる至福の時間を過ごすことができた。

入社以来12年以上お世話になっているエンジニアリング会社の宮本社長がオーナーとして経営しているレストランで黒毛和牛を堪能できる横浜・関内の古窯(URL:http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000025865.html) に招待された。

前菜はくじら汁、レバーの燻製等と一緒に魚介類が出てくる。何とも焼酎とよく合う前菜だった。その後、焼き物が数点出て、メインの和牛だ。

これが最高。と言うか言葉にならない。今でも想像すると胃液が止まらないくらい凄い。どうやら和牛にもランクがあるようで、このレストランはA5ランクしか出さないらしい(後で調べたがA5を取り扱える店は許可書が必要であり希少価値があるらしい)但し、かなり手頃な値段で食べさせてもらえる。比較論であるが、以前行った事のある有名店”築地・さとう”と互角の和牛であるが値段が全然違う。見た目では脂分がほぼ無いない肉なのに口の中でとろけて広がる。それでいて、脂分による満腹感を感じさせずに食が進む。なんとも贅沢なお肉である。

みなとみらいにオフィスを構えるM重工の方にもお店を紹介したが”病み付き”になっているとの話である。確かに東京の人にはアクセスが辛いが和牛の質から考えれば、リーズナブルな値段で最高級和牛が堪能できる。又、ソムリエも抱えておりその日の気分によってお勧めのお酒を頼むことも可能だ。どうやらフランス料理店出身者や沖縄料理出身者等異なるバックグラウンドを持っているシェフを集めており、その中で新しく美味しく面白い料理が生まれてくるようである。まさに五感を使って食事を堪能させてくれた。

店長の黒澤さん(URL: http://www.kannai-koyou.com/intro.html)が言っていたが、横浜球場が近いだけにプロ野球選手も顔を出すとか。。。最近では、アニキ(金本)が来たらしい。首にワッカをつけているだけの人だと思っていたら鼻にワッカがついている和牛にも興味があるらしい。。。

〆はピーチのリキュールで香りをつけたスイカのシャーベットだった。氷が細かく削られているので体に吸い込まれるように吸収された。あまりにも美味しかったので(通常であればありえないが)”お替り”を頂いてしまった。

食事の後に店長の黒澤さん、シェフの石黒さん、ウェイターの関本さんと近くのバーで飲んだ。店のモットーは”客を満足させること”だそうだ。利益を先ず追求せずに来てくださる客を満足させ口コミで客数を挙げるか、もしくは、リピーターを増やす事で売上げがあがって来るらしい。但し、古い客から苦情が出ない為にも価格は上げずに経営するらしい。確かに前回来た1年半前と比べると確実に客足が増えている事は入店した際に感じた。

僕はこれからアメリカに行く。牛肉はとても分厚いのが食べれるだろう。しかし、このきめ細かい和牛の美味しさを堪能できるのは当分お預けである。帰国後にも是非とも訪れたい店だ。しかし、その際は予約でなかなか席が取れないのではと懸念する。

宮本さん、ご馳走様でした。



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