
マレーシアの電力会社で水力部隊のトップを勤めていた客と昼飯を食べた。マレーシア系中国人で、2001年の初旬に僕が担当していた水力プロジェクト開発を通して関係を深めた客だ。
彼は既に長年勤めた電力会社を退職して、今はマレーシアのインフラ事業向けのコンサルティングを行っている。主には、今までの経験や人脈を活用して新規水力プロジェクト開発の詳細設計を行っているとの事。以前と比較すれば仕事量も減ったらしく顔立ちも優しくなった感があった。(曲がった事が大嫌いで、非常に厳しい客だっただけにそう感じた)
昔から会食の際は、ほとんど仕事の話をせずに彼の人生観や経験談を延々と聞く事が多い。本日もそうであった。故に食事開始は13:00で食事が終わって時計を見ると16:00… かなり聞き入ったみたいだ。
マレーシア国が急速な経済成長を遂げた1980~1990年代に発電所建設の監督を行っており毎日が多忙な日々だったらしい。彼がいつも悔やんでいるのは”時間は待ってくれない。過去を振り返って戻りたいと思っても戻れない”との話。子供が幼い頃に家族に時間を割けずに仕事に没頭していた自分が悔やまれるらしい。故に僕は絶対に同じ事を繰り返してはいけないとのアドバイスである。
クリスチャンであるからでもあるのだろうが、彼が約60年生きてきた人生で学んだ人生におけるプライオリティーは次の通りだと;
1.神
2.妻
3.家族(両親、子供、親族等)
仕事はプライオリティーがかなり低いと。つまり、仕事が理由で家族や嫁さんを不幸にして自分が幸せか否か?答えは”NO"である。このような思想からの順位付けだとの事である。
又、金儲けしたが家庭が崩壊した。自分は幸せか否か?答えは”YES”のはずが無い。お金とは自分や家族に対するセキュリティーであり幸せの根源として使用するもの。つまり、銀行の通帳にゼロが沢山並んでも家族が幸せになっていないのであれば、通帳残高はただの数字に過ぎず虚しいだけだとのこと。
自分の人生で親も子供もいつかは離れていく。かみさんが自分の人生で最も長く一緒に人生を歩む。故に不等式は 妻 > 家族 となるとの事である。
非常に単純な事だが心に重くのしかかる素晴らしい話だった。実際に退社してから痛烈に感じる事であるが、いくら家族サービスに時間を割くように努力していたとしても、自分としての”仕事のプライオリティー”は家族のそれと比較すると反省する部分はある。
彼は、マレーシア好きな僕がしばらく同国の電力市場から外れてしまう事に対しては非常に残念がっていたが、僕が米国のビジネススクールに合格して新たな人生(キャリア)のスタートを切る事に対しては、非常にポジティブな言葉を頂いた。うれしかった。
これから単身で渡米する。上記プライオリティも念頭に置きながら、自分として悔いの残らないTIME MANAGEMENTやSELF MANAGEMENTを行おうと思った。
彼は既に長年勤めた電力会社を退職して、今はマレーシアのインフラ事業向けのコンサルティングを行っている。主には、今までの経験や人脈を活用して新規水力プロジェクト開発の詳細設計を行っているとの事。以前と比較すれば仕事量も減ったらしく顔立ちも優しくなった感があった。(曲がった事が大嫌いで、非常に厳しい客だっただけにそう感じた)
昔から会食の際は、ほとんど仕事の話をせずに彼の人生観や経験談を延々と聞く事が多い。本日もそうであった。故に食事開始は13:00で食事が終わって時計を見ると16:00… かなり聞き入ったみたいだ。
マレーシア国が急速な経済成長を遂げた1980~1990年代に発電所建設の監督を行っており毎日が多忙な日々だったらしい。彼がいつも悔やんでいるのは”時間は待ってくれない。過去を振り返って戻りたいと思っても戻れない”との話。子供が幼い頃に家族に時間を割けずに仕事に没頭していた自分が悔やまれるらしい。故に僕は絶対に同じ事を繰り返してはいけないとのアドバイスである。
クリスチャンであるからでもあるのだろうが、彼が約60年生きてきた人生で学んだ人生におけるプライオリティーは次の通りだと;
1.神
2.妻
3.家族(両親、子供、親族等)
仕事はプライオリティーがかなり低いと。つまり、仕事が理由で家族や嫁さんを不幸にして自分が幸せか否か?答えは”NO"である。このような思想からの順位付けだとの事である。
又、金儲けしたが家庭が崩壊した。自分は幸せか否か?答えは”YES”のはずが無い。お金とは自分や家族に対するセキュリティーであり幸せの根源として使用するもの。つまり、銀行の通帳にゼロが沢山並んでも家族が幸せになっていないのであれば、通帳残高はただの数字に過ぎず虚しいだけだとのこと。
自分の人生で親も子供もいつかは離れていく。かみさんが自分の人生で最も長く一緒に人生を歩む。故に不等式は 妻 > 家族 となるとの事である。
非常に単純な事だが心に重くのしかかる素晴らしい話だった。実際に退社してから痛烈に感じる事であるが、いくら家族サービスに時間を割くように努力していたとしても、自分としての”仕事のプライオリティー”は家族のそれと比較すると反省する部分はある。
彼は、マレーシア好きな僕がしばらく同国の電力市場から外れてしまう事に対しては非常に残念がっていたが、僕が米国のビジネススクールに合格して新たな人生(キャリア)のスタートを切る事に対しては、非常にポジティブな言葉を頂いた。うれしかった。
これから単身で渡米する。上記プライオリティも念頭に置きながら、自分として悔いの残らないTIME MANAGEMENTやSELF MANAGEMENTを行おうと思った。
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